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粘液質の人は基本的にマイペースです。
そして、マイペースが許されている状況でその能力が成長し、また発揮されます。 どの気質の人もそれなりに「自分に合ったペース」というものはありますが、一番ペースが安定していて、自分のペースを大切にしているのが粘液質なんです。 多血質と憂鬱質の人はそのペースが不安定です。場の状況で簡単にペースが変わってしまいます。そして、それが多血質と憂鬱質の人の心とからだの不安定さにつながっています。 そしてまただから、多血質と憂鬱質の人は疲れやすいです。 人は自分に合ったペースで生活できているのなら、そんなに疲れないものなんです。呼吸も安定してきます。 子育てが疲れるのは、自分のペースが壊されてしまうからです。 それでも多血質の人は、一時的にですが、自分とは異なるペースの人にも合わせることが出来ます。長時間は無理ですが、ゆっくりなペースの人にも合わせることが出来ます。子どものペースにも大人のペースにも合わせることが出来ます。 だから社交的な能力が高いのです。 憂鬱質の人も多血質の人と同じように、簡単に相手の影響を受けて自分のペースが変わってしまうのですが、でも、(短期的なら)多血質はその変化を楽しむことができるのに対して、憂鬱質はその変化に不安を感じてしまうのです。 自分の中に生じた「不安定」に不安を感じるのです。 だから、自分と同じペースの人と関わるのは問題ないのですが、自分とは異なるペースの人とはあまり関わりたくないのです。 憂鬱質の子はあまり他の子と遊ぼうとしませんが、だからといって、一人が好きなわけではないのです。ただ、自分のリズムと合わない子が苦手なだけなんです。 そんな憂鬱質の子にとって、マイペースで、相手に自分のリズムを押しつけてこない粘液質の子は安心出来ます。 胆汁質もマイペースですが、胆汁質は自分のペースを相手に押しつけてきます。だから憂鬱質の子は胆汁質が一番苦手なんです。 また、粘液質の人はマイペースですが、それは「自分時間の中に生きている」という感じです。そして、その「自分時間」は他の人の時間よりもゆっくりと流れています。 粘液質の人は四つの気質の中で一番ゆっくりと流れる時間の中で生きているのです。 そのため、あまり周囲の状況に合わせようとしません。あまり周囲の影響も受けません。 そして、「早く動くもの」の相手はあまり得意ではありませんが、植物や自然のような「ゆっくりとした時間の中で生きているもの」との相性はいいです。 「ゆっくりとした時間の中で生きているもの」と触れ合っていると一番落ち着くのです。 また、時間感覚がゆっくりなので、目先の変化に囚われることなく、俯瞰的に物事を見たり、感じたり、考えたりすることが出来ます。 人間には、人間時間を超えてゆっくりと成長する木の成長が見えませんが、それと同じように、他の気質の人には、粘液質の人のその「ゆっくりが」見えないのです。 そのため、「何も考えていない」、「反応がない」ように見えてしまうのです。 でも、目先の変化に囚われることなく本質を見抜く力は高いです。 それと成長もゆっくりです。人と競争する意識も弱いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.03.12 08:23:56
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