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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2021.02.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
(色々と考えすぎてまとまりがありませんがこのままアップします)

昨日は「子どもは大丈夫です」と書きましたが、そうは言っても実際には大丈夫ではない子もいっぱいいます。

刑事事件につながるような犯罪を犯す子も、心やからだを病んでしまう子も、自殺してしまう子も少なくありません。

人間誰しも前向きに生きていくためには、心にもからだにもプラスのエネルギーが必要です。そのプラスのエネルギーを与えるのが「親の役割」です。

プラスのエネルギーを与えられた子は、自分も他者も肯定するような活動をします。ですから、「しつけ」を押しつけなくても周囲の人との関わり合いを通して、「やっていいこと」と「やってはいけないこと」が自然に分かるようになります。

逆に、マイナスのエネルギーを与えられた子は、自分も他者も否定するような活動をします。他者との肯定的な関わり合いも出来ません。また、自分を守ることばかりに一所懸命になり、結果として他の人が嫌がるようなこともやってしまいます。

そういう子を厳しく叱ったり、厳しく仕付ければ、厳しい大人がいるところでは「いい子」を演じるようになります。でも、さらにマイナスのエネルギーが溜まっていきます。

「しつけ」を与えるのが「親の役割」ではないのです。社会や周囲は親に「子どもに対するしつけ」を求めますが、子ども自身はそんなもの求めていないのです。だからいくら言っても子どもに伝わらないのです。

むしろ、「しつけ」を無理矢理押しつけることで、子どもの心とからだの自由を奪ってしまったら元も子もありません。マイナスのエネルギーが溜まるばかりです。

「じゃあ、しつけはどうでもいいのか」というとそれも違います。私が言っているのは、「しつけは押しつけるもの」ではないということです。

子ども自身が様々な体験を通して自分の力で学ぶべきものだと言うことです。体験がないのに教えても理解出来ないのです。それは買い物の体験がない子にお金の価値を教えることが出来ないのと同じです。

例えば、ルールを守らなければ仲間はずれにされてしまいます。
他の子にイジワルする子はみんなからバッシングされます。
自分勝手に行動する子は嫌われます。
また、そんなことしていたら楽しく遊ぶことが出来ません。

だから、仲間と楽しく遊びたい子は、親から言われなくてもそういう時には何をしてはいけないのか、何をしたらいいのかを学ぶことが出来るのです。

逆に、親はそういうことが分かっているから、「子どもが苦しまないように」「他のお母さんから注意されないように」と先回りをして、色々と仕付けたり、色々と教えようとするのでしょうが、その親の善意が、子どもが自分の体験を通して学ぶ機会を奪ってしまうのです。

また、親から押しつけられたことは自分の体験を通して学んだことではないので、「自分のもの」にはなりません。

ただ問題は、ちゃんと仕付けている姿勢を見せていないと、周囲や他のお母さん達から白い目で見られてしまうと言うことです。

でもそれは、「大人の都合」であって「子どもの都合」ではありません。「大人の都合」を押しつけられても、子どもは困るのです。

「しつけ」には2種類あります。
「親が大切にしていることを子どもに伝えるしつけ」と、「社会が大切にしていることを子どもに伝えるしつけ」の2種類です。

「親が大切にしていること」を伝えるためには、家庭の中での対話や、共同作業や、親子での遊びなどが必要になります。それもまた押しつけでは伝わりません。

「食べ物を大切にする」ということを伝えるためには、単に口で説明するのではなく、(可能ならばですが)プランターで野菜などを育て、一緒にお料理を作るような遊び(体験)をすると、子どもは自然と「食べ物の大切さ」が分かるようになります。

言葉で説明しても、体験がない子は、言葉の意味自体が理解出来ないのです。頭では分かっても感覚で分からないのです。そして、感覚で分からなければ「食べ物を大切にする」という価値観としては身につかないのです。

「社会で大切にしていること」は、親以外の他者との関わり合いを通して学ぶことが出来ます。
というか、親以外の他者との関わり合いを通してしか学びようがないのです。
お母さんには教えることが出来ないのです。

よく、何か悪さをしてしまった子に対して、「ゴメンネって言わなきゃいけないんだよ」と追い詰める子がいますが、そういう子は「ゴメンネ」の本当の意味が分かっていない子です。





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Last updated  2021.02.25 16:33:49
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