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森の声

森の声

2022.06.29
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日は「多血質の子は変化に敏感です」ということを書きましたが、特に視覚的な変化に敏感です。

多血質の子は色の変化、髪型の変化、顔色の変化、ファッションの変化、景色の変化などに敏感に反応します。ただ、反応は早くても、その意味を深く考えたりはしません。だから反応が早いのですから。まただから「落ち着きがない」という状態になりやすいのです。

物事を深く考えるのが苦手なのも、視覚的な変化に振り回されやすいからです。何かやっていても、考え事をしていても、チラッと見えたものに意識を引っ張られてしまうのです。

そして、どの気質の子でも子どもの時には多血質的な要素が強いので、周囲の刺激に振り回されやすいです。

このようなことは多血質の働きが持っている感覚的な特性(生理的特性)なので、仕付けでは直すことが出来ません。叱ったり、説得したり、打ったりしても、「感覚的特性」を変えることは出来ないのです。

そういう状態を改善するためには、子どもの周囲から強い刺激を取り除く必要があります。
生活環境の中に刺激が強いものが多いと、多血質の子どもだけでなく、成長段階としての多血質が強い状態の子ども達もその刺激に振り回されてしまい、じっくり考える能力や、自分と向き合う能力や、深く物事を感じる能力が育たなくなってしまうのです。

刺激が強い生活では、じっくり考える能力や、自分と向き合う能力や、深く物事を感じる能力は必要とされていないからです。

そして、日常的に強い刺激に晒され続けていると、刺激がないと不安を感じたり落ち着かなくなってしまいます。刺激中毒になってしまいます。

中毒にまでなってしまうと、生活や、勉強や、対人関係でも色々な問題が出てきます。そして、親では手に負えなくなります。

現代の子どもたちは、50年以上昔の子どもたちと比べたら格段に強い刺激に晒されながら生活しています。

テレビも刺激が強いですが、テレビの刺激は受動的です。だから長時間見ていると飽きます。
それに対して、能動的に関わる要素も大きいゲームからの刺激には飽きが来ないのです。
だから、止められなくなり、中毒になってしまうのです。

ゲームを長時間やっている子は、脳の認知機能が向上するという研究結果もありますが、認知機能だけが向上しても、じっくり考えじっくり感じる能力や、対人関係能力が育たないのなら、周囲に振り回されるだけの生き方しか出来なくなってしまうでしょう。

子どもの、じっくり考えじっくり感じる能力を育てるためには、静かで、人工的な刺激が少ない生活環境が必要になるです。
ただし、ただ人工的な刺激を取り除くだけではまた別の問題が起きてしまいます。子どもの知的な育ちのためには刺激が必要だからです。
そこで必要になるのが自然との触れ合いなんです。


日常的に人工的で強い刺激に晒されて生活している子は、思考や感覚の働きが受動的になってしまいます。そのような状態の子を自然の中に連れ出しても退屈するばかりです。
何も発見出来ないし、何も気付きません。

そんな時、幼いときから「ただそこにあるだけの自然」との触れ合いが多い子は、自然の世界の微かな変化を感じる能力が育っているので、人工的な刺激がなくても飽きないのです。

自然が多い静かな環境で自然と関わりながら育った子は、能動的に感じ考える能力が育つのです。なぜなら、その能力が育たないと楽しく遊べないからです。

確かに、脳の知的な成長には刺激が必要なんですが、指先だけを動かして受動的に与えられた刺激と、能動的に自分の感覚を働かせ、能動的に行動することで得た刺激とでは、異なった脳の育ち方をもたらすのです。

それは心の育ちと関係しています。

ちなみに、視覚的な変化に対して一番鈍感なのが粘液質です。





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Last updated  2022.06.29 08:01:17
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