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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2023.05.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類

「まじめ」「一生懸命」「頑張る」「我慢」「調和」「几帳面」「みんなと仲良く」「和をもって貴しとなす」などというような考え方が大好きな日本人は、「楽しむ」ということに罪悪感でも感じているのでしょうか。

実際、嫌いなことでもひたすら我慢してそれを行うことが美徳のように思い込んでいる人がいっぱいいます。

勉強したくなくても、勉強をするのが子どものつとめだ。
学校に行きたくなくても、学校に行くのが子どものつとめだ。
宿題の意味も分からないしやりたくなくても、出された宿題はちゃんとやるのが子どものつとめだ。

と思い込んでいるお母さんはいっぱいいます。先生達もまた同じように考えています。
だから、子どもがその「正しい道」から外れようとすると、お母さんも先生も矯正しようとします。

その時子どもが、「どうして勉強しなくちゃいけないの?」とか、「どうして学校に行かなくちゃいけないの?」などとと聞いても、「それがあなたの義務だから」という答えしか返ってきません。

「わがまま言うんじゃありません」とか「学校に行かないと落ちこぼれるよ」などと脅かされることも多いです。

校則もまた、子どもにその「ねばならない」を押しつけるために存在しています。
最初、校則を作るときにはそれなりの理由もあったのでしょうが、一度作られてしまうとまじめにそれを守ることだけを求められるのです。何十年も経って、社会や人々の価値観が変わってしまっていても、その妥当性に疑問を呈してはいけないのです。
「校則は守ることに意味がある」と考えている先生がいっぱいいるのでしょう。

それが日本における「良い生徒のあるべき姿」なんです。

マスクも「マスクをしなければいけない」と決められたら、「なんで?」「どうして?」を問うことなく、どうしてもマスクをすることが出来ない状況の時以外は、どんな時でもマスクをしていなければいけないのです。それが「よい人」の「あるべき姿」なんです。

「マスクを外すと恥ずかしいから」と言う人も多いですが、「自分らしさ」を肯定できていないからそう感じてしまうのです。

そういうことに疑問を呈して、表だって「それっておかしくない?」と言うような人は「おかしな人」「危ない人」「非国民」「陰謀論者」などいうような扱いを受けることになります。

日本人のそういう「杓子定規的な考え方しか出来ない心と頭の固さ」が、社会の停滞を引き起こし、人々の心から活力や自己肯定感を奪ってしまっているのですが、権力を持っている人たちは自分達の立場を守るために今の状態に異論を唱える人たちを否定し、排除しようとします。

学校でも校則や宿題やマスクなどに疑問を感じ、異論を唱え、先生や校長に自分の意見を言いに行くと「モンスターペアレント」扱いされます。

確かに、自分の意見や価値観を学校に押しつけるだけの人は「モンスターペアレント」ですが、「疑問を呈し、話し合いを求める人」は、「一緒に考えようとする仲間」であって、「モンスターペアレント」ではないはずです。

学校が、どうして「疑問を呈し、話し合いを求める人」までも「モンスターペアレント」として排除しようとするのかというと、学校自体が「子どもや親に対して学校の意見や価値観を子どもや親に押しつけるだけのモンスタースク-ル」になってしまっているからです。「モンスターティーチャー」もいっぱいいます。
でも、学校のやり方に異を唱える「モンスターペアレント」は問題視されても、一方的に子どもを支配し管理しようとしている「モンスタースクール」や「モンスターティーチャー」は問題視されていません。

確かに、今の日本には、自分の意見や、価値観や、やり方を相手に押しつけようとする「モンスターペアレント」がいっぱいいます。
それで、幼稚園や学校の先生達が非常に困っています。

それと同時に、自分の意見や、価値観や、やり方を相手に押しつけようとする「モンスターチルドレン」も増えてきています。
「モンスターチルドレン」は、遊びの場でも自分勝手に行動し、自分に都合のいいルールをみんなに押しつけようとします。そして、自分のやり方に異を唱える相手を攻撃したりします。また、平気で弱者をイジメます。
これは発達障害とは異なった今時の子どもの問題です。

今の日本では、子どもも、大人も、社会も、政治もモンスター化しているのです。

その状態から抜け出すためには、「人と人のつながり」を取り戻す必要があるのです。
つながりが切れて一人一人がバラバラになり、支えてくれる仲間を失ったために、自分で自分を守るためにモンスター化して行くのですから。

「モンスター○○」の目的は、相手を攻撃することではなく、自分を守る事なんです。
だから、自分とは異なった価値観を持って自分とは異なったやり方をしている人や、自分のやり方に異を唱える相手に危険を感じて攻撃するのです。

公園で子どもが遊んでいると「うるさい」と文句を言ってくる人も、子どもを攻撃したいのではなく、子どもの声から自分を守りたいのです。

じゃあ、どうやったら「つながり」を取り戻せるのかというと、「ねばならない」とか「よい子」や「よい人」を求めることをやめて、もっと「楽しむ」ということを大切に生きるようにすればいいのです。

人と関わることを楽しむ、遊ぶことを楽しむ、学ぶこと、発見することを楽しむ、感じ考え行動することを楽しむようにすれば「つながり」は自然に生まれるのです。
なぜなら、「楽しい」はそれを共有する仲間がいると、さらに楽しくなるからです。






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Last updated  2023.05.24 07:43:44
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