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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2023.12.29
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私は「療育」の専門家ではありません。
ただ、「遊び」や、「造形」や、「表現」という場で子ども達と関わる仕事をしているだけです。また、「気質」や「子育て」などの勉強会で、子育てに関するお母さん達の話を聞くこともよくあります。「しつけ」に関する質問もよく受けます。

私が書いていることは、そういう体験を通して感じたこと、考えていることなので療育の専門家の意見とは異なったことを言っているかも知れませんが、その点は「参考程度」にお読み下さい。

「療育」と「しつけ」は似ているような気がします。本来は両方とも「子どものためのもの」なのではないかと思うのですが、実際には「大人のためのもの」になってしまっているのではないでしょうか。
それはつまり、それらが「子どもの行動や成長などで大人にとって困ること」を矯正するための手段になってしまっているのではないかということです。

でも、その多くは成果を上げていないような気がします。
お母さんがいくら叱っても、指示や命令を与えても、どんなに丁寧に説明しても、それが子どもにちゃんと伝わり、お母さんの期待通りに子どもが変わる、などということは滅多に起きません。それはすでに皆さんが実感しているはずです。

ある程度は「アメとムチ」という方法で見かけだけは多少整える事が出来ますが、でも、「アメとムチ」という方法は、子どもの成長を支えるどころか逆に、成長を阻害してしまうので、子どもが思春期を迎えることになると「ちゃぶ台返し」が起きます。

思春期が来て、お母さんが与える「アメ」を欲しがらなくなり、お母さんからの「ムチ」を怖がらなくなった時点で、元の木阿弥に戻ってしまうからです。

ここで一番大切なことは、「お母さんや周囲が困っているかどうか」「お母さんや周囲が何を望んでいるのか」ではなく、「子ども自身がそれを望んでいるのかどうか?」「子ども自身がそのことで困っているのかどうか?」ということなんです。

そのことをちゃんと確認して、そこからアプローチしなければ何も始まらないし、子どもは成長しないと思います。


そしてだから、子どもを「つながり」から切り離してはいけないのです。
なぜなら、子どもは「「つながり」の中でしか「自分自身の成長につながるような何か」を望まないからです。また、「自分の成長を阻害している何か」に気付くのも「つながり」の中でです。

子どもが言葉を学び話し始めるのは、「言葉を教えてくれる人」がいるからではありません。大好きで、大切な人が「言葉」で話しかけてくれるからです。

コマを回せるようになりたい、竹馬に乗れるようになりたいと望むのは、大好きなお兄ちゃんやお姉ちゃんがかっこよくコマを回し、竹馬に乗っているのを見ていたからです。

しつけや教育が子どもの成長を支えるのではなく、あこがれが子どもの成長を支えてくれるのです。でもその「あこがれ」はつながりの中でしか生まれないのです。

子どもが「勉強したい」思うようになるのは、学ぶことを楽しんでいる先生や親の姿にあこがれを感じたときです。

最近の子はテレビやネットの中で「あこがれ」を見つけます。でも多くの場合、その「あこがれ」は虚像です。





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Last updated  2023.12.29 07:01:57
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