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いよいよ、12月31日ですね。今年は皆さんにとってどんな年でしたか。
私は「忙しい年」でした。さて、来年はどうなるでしょうか。 一年間ありがとうございました。そして来年も宜しくお願いします。 良いお年をお迎え下さい。 ********** 色々なお母さんから聞くのですが、最近の子は3人以上で遊ぶのが苦手なようです。 AちゃんがBちゃんと遊んでいるところに、AちゃんともBちゃんとも仲がいいCちゃんから「Aちゃん、あそぼう」と誘いが来ても、「今、Bちゃんと遊んでいるから遊べない」と断ってしまうそうなのです。 それでお母さんは「みんなで一緒に遊べばいいのに」と思うのですが、なぜかそれが出来ない子が多いようなのです。このような話を数人のお母さんから聞きました。 二人だけで遊んでいるときには、「どちらかが相手に合わせる」という形で遊ぶことが出来ます。これは、お母さんが子どもと遊んでいるときも同じです。 親子の場合でも、友だち同士の場合でも、二人だけで遊ぶ場合は力関係だけで遊びの形が決まってしまうので話し合いをする必要がありません。 「強く主張しない方」が、「強く主張する方」に合わせていれば、遊びが成り立ってしまうのです。これが昨日書いた「支配者と家来」の関係です。 でも、「三人」になると話が複雑になります。 それはジャンケンと同じです。ジャンケンに「グー」と「パー」しかなければ、勝負は簡単に付くのです。でもそこに、「チョキ」が入ると急に問題が複雑になってしまうのです。 「強い」「弱い」が一元的ではなくなってしまうからです。 子ども達の遊びを見ていても、二人だけで遊んでいるうちは同じようなことの繰り返しになりますが、三人以上になると急に新しい展開になるのです。 でも現代人は、子どもも大人も、「三人以上で一緒に遊ぶ(活動する)」ということが非常に苦手です。現代人の生活の中には、そういう学びをする場がないからです。 幼稚園や学校でも、「大人の話を聞いて、大人の指示に従う訓練」ばかりをやっています。 昔の子ども達は「群れ遊びの場」でそういう体験や学びをしていたのですが、現代の子ども達にはそのようなことを学ぶ場はありません。 だからといって、子ども達を「昔のように遊ばせたい」と思って大勢集めてもすぐにバラバラになってしまってみんなで一緒に遊ぶことが出来ません。 「大人によって集められた子ども達の群れ」と「自分の意志で自主的に遊びに参加している子ども達による群れ」は同じではないからです。 最近のお母さん達もまた三人以上では遊べないので、「子どもに合わせる子育て」をしている人でも、子どもが複数いる場合は「どの子に合わせて遊ぶか」ということで悩みます。 上の子に合わせれば、下の子がすねます。下の子に合わせれば上の子がすねます。そして、兄弟の仲が悪くなっていくので、兄弟トラブルも増え、それでも悩むことになります。 みんなで一緒に遊べばそんな状態にはならないのですが、それが出来ない人が多いのです。 「支配する子育て」をしているような人は、子どもが自分にまとわりついてこないようにあれこれ工夫します。簡単に物やゲーム機を与えたりもします。そして、アメとムチという方法を使って子どもを思い通りに動かそうとします。 また、兄弟に格差を付けます。そして、兄弟同士で競わせたりします。これは親子の場合だけでなく、会社や国や様々なグループでも同じです。でもその結果、この場合でも兄弟の仲は悪くなります。 じゃあどうしたらいいのかと言うことですが、この問題はそう簡単に解決しません。でも、何が必要なのかは分かります。 それは、お母さんの精神的自立です。 母さんが精神的に自立していないから子どもを支配したり、子どもに支配されたりしてしまうのです。 でも、幼い頃から支配されて育って来た人にはそれが一番難しいのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.31 09:04:19
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