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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2024.01.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類

現代の子どもたちは兄弟が少なかったり、群れて遊ぶ機会が少なかったり、群れていても基本的に同じような年令の仲間とだけ遊んでいるので、赤ちゃんや、小さな子どもと関わる機会はあまりありません。


また、兄弟がいたり異年齢の子どもたちがいる状況でも、最近の子どもたちの遊びは個人的なものになっているので、「小さな子の面倒を見ながらみんなで遊ぶ」ということはありません。また「みんなで遊ぶ遊び」も知りません。


その場に色々な年令の子がいても、結局同じような年令の子だけが集まって、自分たちだけで遊んでいます。しかも。2人以上ではなかなか遊べません。


「小さな子も混ぜてあげて」と言っても嫌がります。

嫌々混ぜてくれたとしても、小さな子にも自分たちと同じルールを押しつけます。

平気で大人の価値観を押しつけるお母さんや大人達と同じ事をするのです。


昔の子どもたちの群れでは、小さな子には「特別ルール」が適応されました。いわゆる「オミソ」というやつです。


そして、同じルールで遊ぶことが出来るようになるまでの成長を待ったのです。


でも、最近の子に「この子は小さいから特別ルールでお願いね」などと言うと「ずるーい」と言われます。


逆に、小さくもないのに自分から「マイ・ルール」を主張する子もいます。「ぼくはこうやりたいんだからいいでしょ」と、勝手なことを言ってやろうとするのです。

小さい子を特別扱いすると「ずるーい」というのに、自分には「特別扱い」を求めるのです。


もちろん全部の子がそうだということではありませんが、そういう子が珍しくなくなってきたのも事実です。


最近の子どもたちは、急かされるばかりで待ってもらえません。群れ遊びの場での仲間は待ってくれても、機械仕掛けのゲームは待ってくれません。
お母さんも忙しいので、話も聞いてもらえません。大勢の仲間と群れて遊ぶ体験も、幼い子どもの世話をするという体験もないまま成長し、大人になっています。

そして、結婚し、子育てをしています。


そのせいか、現代社会では、自分の価値観を押しつけるような子育てをするお母さんが多いです。それは「待てない子育て」であり、「支配する子育て」でもあります。


2,3才の子にも大人のルールを守るように求めます。「うちの子は、ちゃんとおイスに座って、ちゃんとご飯を食べないのです。どう、仕付けたらいいのでしょうか?」という質問を受けたことがあります。年齢を聞いたら3才でした。
それで、「その年齢の子はそれが普通です」と答えました。

でも、「子どもの普通」が分からない大人は、幼い子どもにも大人の価値観を理解するように求め、大人と同じように行動することを求めるのです。

我が子に対してさえ、「まだ小さいんだから」という特別扱いはしないのです。


でも、どんなに子どものことを思っていても、子どもの意思や成長リズムを否定した「待てない子育て」は、子どもの人間らしさの否定に他ならないのです。


文明は「待たなくてもいい社会」を目指してきました。

効率的、合理的に事を進め、時間を短縮することだけを求めてきました。


そしてその価値観が、「子どもの遊び」や「人間の生き方」まで支配するようになってきたのです。
「子育てのあり方」にも大きな影響を与えています。


そして多くの人が、「効率の良い子育て」、「失敗のない子育て」、「結果の見える子育て」、「苦労が少ない子育て」を求めるようになってきました。

そのため、子どもが生まれたら「子育て書」を頼りに子育てを始めます。

子どもや人間についての知識や体験が乏しいのでマニュアルがないとどうしていいのか分からないからです。


でも、「子育て書」を、子どもを理解するために読むのならいいのですが、「子育て書」に「子育ての方法」を求めてしまうと困った事になってしまうのです。


子育て書に「○才になったら○○が出来るようになる」と書いてあれば、我が子にもそれと同じ成長を求めてしまいます。そして、その基準より遅れていると、悩み、苦しみ、「こんなにも頑張っているのにちゃんと成長してくれない子ども」に腹が立ち、追い立ててしまいます。


逆に、その基準よりも早く成長していると喜び、「うちの子天才かしら、もっとちゃんと教育したらすごい子になるかも知れない」などと思い込み、子どもを追い立てます。

でもしばらくすると、その勘違いに気付きます。











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Last updated  2024.01.02 07:07:54
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