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カテゴリ:通院
この日は、職場近くの病院の神経内科に通院。
職場は、自宅から30分前後離れている。 ゆえに、毎月、通っている大学病院までは1時間30分程度かかりそう。 そこで、近くの病院の神経内科を受診するかどうか大学病院の先生に相談し、受診することにした。 この病院は、職場から車で10分かかるかかからないか、程度である。 その病院は、その地域では中核的な病院であるが、思ったよりも小規模だった。 自宅近くの総合病院よりも診療科は少ない。 とはいえ、そこには神経内科医がほぼ常駐している。 この日、診てもらったのは、実は多発性硬化症にかかって2人目の主治医の先生である。 つまり、かつて大学病院で約半年間、診てもらったことがある先生。 大学病院からここの病院に派遣されていることのなっている。 待合で待っていると、以前、これも大学病院でリハビリを受けた理学療法士の先生が通る。 あいさつをすると、 「ここは何回か来ているのですか?」 「いいえ、初めてです」 「それ(で会うと)は、何と偶然な」 とか会話をかわす。 とかしているうちに順番が来て、診察室に呼ばれる。 「しょうもりさん、久し振り」 「5,6年振りですかね」 とか挨拶をする。 顔と名前を覚えていてくれたようで、患者としては嬉しい。 大学病院からの紹介状と、京都の病院の頭MRI画像のCD-ROMを渡す。 紹介状を見つつ、診察をしてくれた。 例により、神経内科恒例のの、針とはけが両端についている器具や音叉で診察。 温痛覚や振動覚を診ているらしい。 その後、足の筋力の確認。 その間も、 「大変やったね」 とか、 「仕事復帰したようで良かったよ」 とか言われる。 この病院は大きくないので本格的な治療はできないが、少々のことならできる、というようなことを言われる。 確かにここには透析設備がないので、血漿交換はできない。 なので、そうしますと答える。 とか話をしつつ、診察終了。 持ちこんだCD-ROMはこの病院で取り込むらしく、しばらく会計で待つ。 そうすると、若い女性がCD-ROMを持って来てくれた。 先ほどの診察のときに、神経内科の先生のそばで座っていた女性である。 最近、ものが見えにくいので近くに来たときに名札をよく見ると 「神経内科 医師」 と書いている。 「神経内科のお医者さんですか?」 と聞くと、研修中の神経内科医らしい。 「神経内科医は絶対数が少ないので助かります」 というようなことを言うと 「精進します」 との返事。 つい、5、6年前までは、本当に数えるほどしかいなかった神経内科医が少しずつ増えているようである。 ちなみに、翌日、 「仕事復帰できて良かったね」 という医師の言葉をふいに思いだす。 言われてみればだが、本当にそう思う。 足が全く動かず、何の展望も見えなかった辛い時期もあったが、よく曲がりなりにも仕事に復帰できたものである。 元気な頃は、当たり前のように思っていた(むしろ、時々苦痛を感じることもあった)仕事。 復帰できた幸せをあらためて感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.04.01 00:04:37
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