やるせない事故。
友達の友達のお母さんが亡くなった。新聞に小さく載っていた、無免許運転の少年達による事故で。それは近所で起きた事故であり、私もしょっちゅうそこを通る。あの素朴な通りを猛スピードで飛ばした挙句、中央分離帯を越え対向車線を走っていたお母さんに激突。軽自動車を運転していたお母さんは即死だったらしい。近くにスーパーがあるので、きっとそこへ買物へ行くか、買物の帰りだったのだろう。いつもと同じ日常で普通に運転していたのに、突然猛スピードで自分に向かってくる鉄の塊。すごくすごく怖かっただろう。いつもと同じ普通の日々は、突然思いもよらず、かけがえのない日々に変わるんだね。お通夜の今日、なかなか降らなかった雪が降り、その冷たい寂しい感じから、彼女の無念と恐怖を思うと涙が止まらなくなった。