テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:モーゼル散歩
イースターの週末、モーゼル近郊のエルツ城へ行って来た。ちょっとした観光名所で、トリアーに留学に来ると大抵一度は連れて行かれる所だ。12世紀後半の築城がはじまり、廃墟になることなく現在までエルツ家の子孫に引き継がれている。http://www.burg-eltz.de
トリアーからコブレンツに向かう列車に乗り、1時間半ほどでモーゼルケルンの駅に着く。そこから徒歩でエルツ川に沿って森を抜け、1時間半から2時間ほどで眼前に城がそびえる谷間へと至る。中世においてはモーゼルからアイフェル高地の農耕地帯へ至る主要街道であったというが、人ひとりやっとすれ違えるほどの小道が山肌に沿って続いており、馬車での通行は無理だったのではないかと思われる。ちなみに、道順は所々に標識があり、それに従っていれば迷うことはない...はずであった。 城へ向かう途中の小川。 エルツ城。 オーナーのエルツ氏は現在では住んでおらず、観光客で賑わっていた。城の見学ツアーは参加費6Euro、学割4.50Euro。宝物蔵見学は別料金。昔見たことがあり、入り口で人々が順番を待っていたので、今回はパス。 城の中庭。 帰りは山を抜けて隣の町へ出るはずが、道に迷った。ガイドブックのおおざっぱな地図を見ながら歩いたのが間違いのもとであった。半時間以上歩いても道しるべがなく、エルツ城へ戻ろうとした矢先に偶然通りすがったマウンテンバイカーに道を聞いて、事なきを得る。 森で迷った小道。日が暮れたらお手上げである。 3時間ほど歩いて再び戻ってきたモーゼルを見下ろす。下に見えるのはカルデン村で、わずかながら葡萄畑もある。夕食をとったレストランで地元のワインを飲んだ。レーマーグラスに入ったそれは、ひさしぶりに田舎らしい、素朴な味であった。 カルデン村。それなりに観光地開発されており、レストランや居酒屋が数軒開いていた。駅には各駅停車に加えて急行も停まる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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