「米国の三種の神器」???
「米国の三種の神器」??? 昨日安部内閣閣議で、「特定秘密保護法案」が閣議決定された。 これは昨今の中国ら周辺諸国の領海侵犯問題や、中国の軍備増強など日本を取り巻く 安全保障環境が一段と厳しさを増して来たため、安保政策刷新の必要性が生じたため である。 日本版NSC(国家安全保障会議)と密接に絡むものと見られている。 戦後の日本で一番欠けていたものは、ザルと例えられて来た機密漏えい問題である。 特に防衛やその関係する機関に勤務する職員にさえ、平気で機密情報を漏えいしてきた 事実が実に多かったのである。 戦後この国は戦前の束縛を全て解かれ、果てしない自由は得たが、自由過ぎてやりたい 放題、やられたい放題の国であったと言える。 その一番の事件が北朝鮮による拉致問題であった。 おそらく、定かでないが日本人数百人が拉致されただろうと推測されている。 戦前の偏り過ぎた悪政は良くないが、一定の秩序を保持するにはそのためのル-ルは 絶対に必要である。 これで日本も戦後67年にしてようやく、一人前の国家になりそうである。 さて、歴史上から見れば、ほとんど新参者であるアメリカ合衆国が今日では、何故世界 一の覇権国家に君受出来ているのだろうか? その神器と云うべき3大特徴を、へそ曲がりの小生の目から挙げて見よう。 第一は世界一の多民族で形成されていること。 第ニは自由民主主義であること。 そして第三は、世界一諜報活動に長けていること。 このほかにも気候に恵まれた肥沃な大地を持ち、天然資源にも恵まれているなど幾つか あるが、それらは世界的に見れば米国より優れている国もある点から除外してもいいだ ろう。 上記第一項と第ニ項は世界中の人材を集める事に寄与する。 特に母国から迫害された優秀な思想家や芸術家、科学者達にとっては最適の環境であ る。 むろん厄介なテロ関係者や、難民なども集まって来るが、それ以上に一旗揚げようとす る優秀な人材が世界中から次から次へと集まって来る訳だ。 その結果、世界最大の経済を持ち、第ニ次世界戦争で勝ち残り、世界最強の軍隊と核 兵器を持ち、それに世界一の情報網を持っている訳である。 いうならば、世界一のモノ、金、人、兵器、それに情報を保持しているのである。 特に何処の国にも真似できないのは、「優れたものが情報活動」である。 振り返れば、第ニ次世界大戦で日本が参戦せざるを得なくなった一番の理由は、日本の 中国大陸に対する諸政策に米国が反対し、日本への石油を全面的に禁輸したことであ る。 そして、日本が何故負けたかを紐解けば、原因の最大のものは諜報活動の差であ った。 当時のアメリカの優れた諜報活動から、日本の通信が全て傍受され、秘密暗号が全て 解析されていたからであった。 歴史に「もし?」はないが、あの時点でアメリカに暗号解読機がなければ、ハルノ-トは存 在せず、日米平和交渉は成立し、戦争は回避出来ていただろう。 そして、開戦に至ったとしても戦略や戦術に優れていた日本軍は、初期大勝利し山本五 十六連合艦隊司令長官が目論んでいた、早期停戦に持ちこめていたことだろう。 従って日本がアメリカに敗れたのは、第三の神器、「世界一の諜報活動」にあった のである。 ところで先日、米情報機関のスノ-デン元情報局(CIA)員が提出した機密文書から、米 国は35人もの外国指導者の通話を盗聴していたことが明らかになった。 ドイツのメルケン首相は早速これに抗議した。 35人の中には当然、安部首相も入っていることだろう。 このニュ-スを耳にし、小生は流石にアメリカだと思った。 アメリカは一番大事なところで、今でもその鍵を握り続けている訳だ。 インタ-ネットなど通信網が進化すればするほど、その元を支配するアメリカは有利であ る。 それを超えたければ、今までの理論にない通信システムを構築することである。 しかしそれこそ不可能に近いことである。 アメリカ嫌いな小生も、これ以上生きるとしたら、そろそろ英会話を始める必要がありそう である。 それに今なら、「7年後の東京オリンピックのため」という言い訳もある。 でもミミズのような字体と、舌をかんで直ぐに血だらけになりそうな発音。 やっぱり気が進まない。 中学時代英語の先生が大嫌いで、それ以来英語アレルギ-が今でも治らない。 このアレルギ-を治せる施術法が何処かにないだろうか? 当分またぞろ、「トホホ」である。!!!