「監禁」や「拘束」と言うと
まず、事件性のある状況を思い浮かべることだろう
辞書によると
「監禁」は人を一定の場所に閉じ込めて、行動の自由を奪うこと
「拘束」は思想、行動の自由に対する制限、制約のこと
とある
しかし、この状況が一般家庭で普通に行われていることに
どれだけの人が気付いているだろうか?
あなたは「監禁」や「拘束」をしていませんか?
言うことを聞かないからと言って
叩いたり、閉じ込めたり 友達と遊んではダメ
おやつは無し
好きなおもちゃやゲームやお菓子は買わない
ゲームやテレビはダメ
と制限していませんか?
危ないからといって
幼児期に過剰な拘束をしていませんか?
例えば
寝返りをしないように何かで体を動かないようにしたり
出ないように閉じ込めたりしたことはありませんか?
外へ遊びに出ることを禁じていませんか?
ほとんど皆
「子どもの為を思って」
「忙しくてできないから仕方ない」
「危ないから」 「言っても分からないから」 などの理由をあげるでしょう
もちろんそれを「監禁」や「拘束」だと言うつもりはありませんし
「監禁」や「拘束」ではないでしょう
ただ、それを受ける子どもの側から見た時に
どのように感じるだろうか?と問いかけたいのです
「したいのにさせてもらえなかった」
「何一つ自分の思うとおりにさせてもらえなかった」
「いつも親のいいなりだった」 「いじめられた」 「嫌われた」 「怖かった」と語り
PTSDや閉所恐怖症やパニック障害、対人恐怖の原因の一つになったり
過剰に家や部屋にこだわったり
イヤリングやピアス、ネックレス、時計、ハイネックセーターやショルダーバッグ、メガネもダメ
などの症状に繋がる場合がある
親は「子どものためを思って」しているつもりが
子どもはそれを「監禁」や「拘束」と受け取ってしまう場合もあることを忘れてはいけない
シニフィアン研究所のHPはこちら http://www3.ocn.ne.jp/~desire4/