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テーマ:旅の写真(3459)
カテゴリ:お出かけネタ
元日はいい天気に恵まれたので、道中でも富士山の雄大な姿を拝むことが出来た。
写真は、東名高速の富士川サービスエリアで撮ったものだ。 ところで今日のこの富士山、ちょっと変わっているのがお分かりだろうか? 下の拡大版の写真で見るとよく分かるのだが、頂上の少し下あたりにうっすらとスジ雲が通っており、 その上にはちょうど富士山の頂上に覆いかぶさるように、ふわふわの雲が乗っかっているように見える。 ちょうど富士山が笠を被ったような光景なので、これを『笠富士』と呼ぶ(今、考えた)。 サービスエリアの展望台にいたオネエサンに訊いても、こんな光景はあまり見たことがないとのことだ。 ただこの写真の地点からはそれなりにはっきり見えるが、最初もっと遠くから見たときには、 雲を被っているのが分からず、富士山が途中でスパッと切れて、上の部分が宙に浮いている、 という奇妙な見え方だったので、少々気味が悪かった。 しかし新年早々、面白いものを見られて、ちょっと得した気分になった。 余談だがこのサービスエリアには、富士山を中心にその周りの地形を再現したジオラマがあり、 これがなかなか良く出来たものだった。 そこでふと思い出したのが、百人一首に出てくる山部赤人の有名な歌、 「田子の浦に 打ち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」だ。 実はウチの子供たちはちょっと前から百人一首にハマっていて、当然この歌も知っている。 知っているとはいっても彼女らにしてみれば、決して意味が分かっているわけではないので、 これはいい機会だと思って、ジオラマを前に解説をしてやった。 「ほら、ここに田子の浦があるやろ。ここから船で沖に出て振り返ると、 富士山がこういう風に見えるんやで。その光景を詠んだ歌なんやで。」 非常に分かりやすかったようだ。 ただ今の田子の浦は、コンビナートの煙突が立ち並んでいるが.......。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月05日 17時22分17秒
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