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テーマ:酒類業界の打ち明け話(24)
カテゴリ:業界ネタ
この1週間は本当に忙しかった。
というのも、あらゆるジャンルで商品の供給がままならなくなってきて、 その対応に四苦八苦していたからだ。 よく報道でも取り上げられるミネラルウォーターもそうだが、そのあおりもあってか、 お茶系を筆頭に清涼飲料全般が品薄だ。 そしてビール、こちらは缶ビールがかなり厳しい。 というのも、ビール工場が被災や計画停電などで生産能力が落ちている、ということ以上に、 缶を作っている工場が結構被災していることが原因なのだ。 そんなこんなでわが業界の物流は大混乱、何が有って何が無い、いずれ入って来るのか来ないのか、 そのあたりの状況が刻々と変わるので、誰も把握できない状態なのだ。 そんなこんなで私たちとしては、もはや「なるようにしかならない」という状況下での販売となる。 そしてここへ来て今度はタバコが一定期間、出荷停止という通達があった。 しかも午前中にその話を聞き、その日の午後3時半までに最終のオーダーを流さなければ、 当分商品が入ってこないというギリギリの状況だ。 慌ててオーダーしようにも、通常オーダーに使用しているインターネットシステムは、 完全に相手側のサーバーがパンク状態で全く繋がらず、結果的に全く注文が出来なかった。 ビールにしてもタバコにしても清涼飲料にしても、おそらくしばらくの間は、 商品の種類を絞って主要銘柄のみの販売となることだろう。 いつまで続くか分からないが、それは受け入れなければいけないことだ。 普通に商売が出来る環境にいられることだけでも、どれほど有り難いことか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月28日 19時50分30秒
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