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カテゴリ:低コレステロールの危険
低コレステロール血症の原因となる疾患・・15 ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 前回は、「ファルネシルピロリン酸」から合成される「ドリコール」を課題としました。 このファルネシルピロリン酸は、コレステロール代謝系にとって、重要な分岐点なのです。 近年話題の「コエンザイムQ10」も、ここからスタートして合成されるのです。 コエンザイムQ10は、始めは、ビタミンで、体の中では合成されないと考えられていましたが、今は、コレステロール合成系の経路を介して作られることが判ったために、現在は、ビタミンからは外されています。 しかし、逆に、低コレステロールやスタチン系コレステロール低下薬によって、コエンザイムQ10の合成が低下したり、阻害されたりすると言うことになり、報告もされているのです。 それ故に、注意が必要となりました。 皮膚にとっても、素肌美との関係から、近年は、コエンザイムQ10の入った化粧品やサプリメントが注目されて、用いられているのです。 コエンザイムQ10は、私どもが生きていくためのエネルギーATPを作るミトコンドリアにあって、肺呼吸とは別の、酸素が必要な呼吸系・電子伝達系の一角を占めるキー成分です。 加えて、酸素の毒性を軽減する抗酸化作用を持っていると関心が高くなっています。 以上より、低コレステロールの場合、コエンザイムQ10の合成力低下についても、素肌美力にとって要注意だと言うことです。 それ故に、我が「ローコレステアラームI」には、「コエンザイムQ10」を含んでいます。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の予防と治療ガイドライン・・2」をとりあげています) (Googleブログは、「日本人のLDL-コレステロール値と死亡率」を取り上げています) (ミクシイにも出しています) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/07 10:14:03 AM
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