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カテゴリ:低コレステロールの危険
低コレステロール血症の原因となる疾患・・21 ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 前回、皮脂には、ケラチノサイト(表皮角化細胞)由来と脂線由来の脂質があることをお話しました。 それぞれに、特色があります。 ケラチノサイト由来の皮脂成分としては、コレステロールとセラミドが、メジャーです。 それぞれが重要な役割を持っています。 セラミドは、化学的には、スフィンゴ骨格に長鎖の脂肪酸が酸アミド結合をした中性脂質分子の総称を意味する多様な成分なのです。 近年、セラミドは、健康食品・サプリメントや化粧品として、良く用いられているポピュラーな成分ですが、「セラミド」とあっても、その前駆物質である「スフィンゴ糖脂質」などが主成分であることが、ほとんどで、本来、「セライド」とは言えないのです。 「セラミド含有スフィンゴ糖脂質」と記すぐらいが、「原材料名」での記載が正しいのだと思います。 皆さんも、セラミドと書かれている成分が、実態として、どんな成分が、どれだけの量含まれているかをチェックするのも、商品の判定や企業体質の参考になると思います。 ケラチノサイトの細胞外は、角質細胞間脂質が占めて、ラメラ構造をなしているのです。 そのラメラ構造の成分を構成しているのが、以下の三成分なのです。 セラミドが50%を占め、次に多いのがコレステロールで25%を占めているのです。 加えて、脂肪酸が10~20%を構成しています。 角層細胞間脂質は、皮膚での保湿作用、栄養分の制御と保持を担います。 また、皮膚の弾力性、伸縮性にとっても大切な役割を果たしているのです。 皮膚での重要成分であるコレステロールは、血液中から皮膚に供給されるコレステロールとケラチノサイトで、スクアレン(スクワレン)から作られて、供給されているものとがあるのです。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・8」を取り上げています) (Googleブログでは、「低コレステロール血症が発病を増す疾患・・脳出血・・2」を取り上げています) (ミクシイにも出しています) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/15 11:42:28 AM
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