カテゴリ:言葉
昨日の日記は長過ぎた。(爆)
今日はもう少ししてから出勤なので、それまでに短く。 某掲示板サイトでこのところ頻繁に見るようになった表現で「腑に落ちました」というのがある。 この「腑に落ちました」を見るたびに、その据わりの悪さに言いようのない違和感を覚える。 否定の形で一般的に認識されている慣用句は、肯定にさえ置き換えたら反対の意味に必ず遣えるかというとそうではない気がするのだが・・・ ちょっと調べてみると、小学館のシリーズ本のシリーズタイトルで「○○がわかる、腑に落ちる」なんてのもあるみたいだし(こんな本は読みたくないと、そこだけで私は思ったりするへそ曲がりだが)誤用ではないのかもしれない。 何か一瞬ですっかーんと理解できた・得心できた、というような場合はストレートにそう表現したほうが話自体のまとまりがいいわけで、ごく一般的に遣われる「腑に落ちない」という慣用句をわざわざ逆手にとって「腑に落ちる」というようなムリヤリな言葉で表現できるモノや情景がどういうものなのか、私にはまったくイメージできない。 しかし、本当のことを言うと、世の中「腑に落ちない」ことのほうが多過ぎて、だから余計に「腑に落ちる」などというこじつけ風エセ慣用句に抵抗を感じているのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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語源由来辞典で見てみると「腑に落ちる」も昔は使われていたみたいですが 今では「腑に落ちない」を使う方が一般的に多くて 誤用ではないみたいですが、感覚的にもう違和感がありますね。 その一般的ではない方を「わざわざ使う」ことに ちゃとさんは強い違和感を持ったのですね。 古い書物の中で、着流しの、いつもは寡黙なおじ様なんかが 「・・・・・・これで腑に落ちた」とボソッとつぶやくとかいう場合はかっこいい気がしませんか? へへへ・・。 (2007年06月14日 16時30分09秒)
長い?ちゃとさんにしたら普通とちゃう?
腑に落ちる・・言われてみてそうかなと思います。 自分ではあまり使わないけど(慣用句をあまり知らないので)。 全然平気なんてのと同じかな。 (2007年06月14日 16時58分10秒)
>語源由来辞典で見てみると「腑に落ちる」も昔は使われていたみたいですが
>今では「腑に落ちない」を使う方が一般的に多くて >誤用ではないみたいですが、感覚的にもう違和感がありますね。 →そうですね、誤用ではないみたいです。 ただ、私の中では非常に収まりの悪い言い回しなので、どこかで見ることはあっても自分は一生遣わないだろうなという感じなんです。 >その一般的ではない方を「わざわざ使う」ことに >ちゃとさんは強い違和感を持ったのですね。 →この言い回しじゃなくても、わかった、納得できた、というように、状況自体がすっきりすることをすっきり言い表す言い方があるのに、どうして普通は否定的なほうで市民権を得ている言葉をひっくり返してまで遣わないといけないのか、と思うんですね。 >古い書物の中で、着流しの、いつもは寡黙なおじ様なんかが >「・・・・・・これで腑に落ちた」とボソッとつぶやくとかいう場合はかっこいい気がしませんか? >へへへ・・。 →ごめんなさい、それは私は思わないです。 おっさん、もっと勉強せーよと言うかもしれません。(すみませーん) (2007年06月14日 17時00分19秒)
>長い?ちゃとさんにしたら普通とちゃう?
→いえ、確かに長いなと後で読んで思いました。 端折ったつもりだったんですけど。(爆) >腑に落ちる・・言われてみてそうかなと思います。 >自分ではあまり使わないけど(慣用句をあまり知らないので)。 >全然平気なんてのと同じかな。 →知らないから遣わないというのは、私はスタンスとしては結構正しいと思っているんです。 生兵法は大怪我、とまでは言いませんが、知ったかぶりして違うところで振り回すより絶対にいいと思うもので。 ああ、そういえばゼンゼンへーキ、みたいなのもありますよね、私も遣いませんが。 やはり保守的おばさんの私にとってはノリやブームで誰かが言い出して、みんながそう言うのが流行りみたいに思ってしまう言葉の流れというのは苦手なんですよね・・・ (2007年06月14日 17時03分35秒)
間違いじゃないけどキモチ悪い…っていう言葉、けっこうあるかも。
特に「腑に落ちました」と丁寧な言い方をすると変! この前、どなたかのブログに「選択肢がたくさんあって悩んでいる」状態を「悩ましい」と書いてあり、思いっきり唸ってしまいました。(笑) これって違いますよねー!(笑) (2007年06月14日 18時06分36秒)
「全然」というのは本来肯定文で使われるものだったそうですよ。平安時代くらいまでは。
(2007年06月14日 21時08分54秒)
私もごっつい気になるし遣わない言葉ですね。違和感と言う表現がぴったりです。
最近私が気になっている言葉が「まぎゃく(真逆)」です。すっごい落ち着かない言葉。きっとちゃとさんも遣われないですよね~。 (2007年06月14日 21時57分11秒)
もう、そういう日本語のお話だと、私の年代は一番微妙なラインにいますよ。
そう、その、びみょ~の使い方とか、ヤバイとか。 分かりません・・・。 日本語がだんだん分からなくなってきました。(笑) 「腑に落ちる」は使ってしまいました。 前の前の楽天日記(ブログといわなかった頃)のタイトルにして。(笑) イメージとしては、飲み込みたくないような面倒な話しにオチがついたときのあのスコ~ンとした感じがそんな感じなのかなと思っていました。 喉から臓腑に落ちるときの食道の途中に、引っかかっていたものが落ちていくときの感覚かと勝手に想像していた分、「腑に落ちない」という慣用句には辛さを感じます。 水・・・下さい。 (2007年06月14日 23時03分15秒)
>間違いじゃないけどキモチ悪い…っていう言葉、けっこうあるかも。
>特に「腑に落ちました」と丁寧な言い方をすると変! →言えてますね、なんとなく「腑に落ちました」って、言いたい意味のストンとした方向とは逆に、えらくあちこちにひっかかりながら落ちているイメージです。 >この前、どなたかのブログに「選択肢がたくさんあって悩んでいる」状態を「悩ましい」と書いてあり、思いっきり唸ってしまいました。(笑) >これって違いますよねー!(笑) →いえ、これはやっぱり正しいみたいですよ。 うちのクライアントがよく遣うので気持ちわりぃと思っていたら、これは正しい用法でした。 が、自分じゃなかなか遣い難いです。 (2007年06月15日 07時44分27秒)
>「全然」というのは本来肯定文で使われるものだったそうですよ。平安時代くらいまでは。
----- →そうなんですか・・・ショック。 平安時代の人たちももう一度、国語の勉強をしたほうがいいかもしれませんね。(そこまで言うか?) (2007年06月15日 07時46分35秒)
>私もごっつい気になるし遣わない言葉ですね。違和感と言う表現がぴったりです。
→わざわざこの言い方によりどころを求めなくても、と思うんですよ。他にあるんだから。 >最近私が気になっている言葉が「まぎゃく(真逆)」です。すっごい落ち着かない言葉。きっとちゃとさんも遣われないですよね~。 →あ、見たことあります。 絶対ダメです、誰かがそんな言葉を口走っているのが聞こえたら、知らんふりして膝カックンとかしそうです。 (2007年06月15日 07時48分00秒)
>もう、そういう日本語のお話だと、私の年代は一番微妙なラインにいますよ。
>そう、その、びみょ~の使い方とか、ヤバイとか。 >分かりません・・・。 >日本語がだんだん分からなくなってきました。(笑) →私は自分では結構、意地張っているほうだと思います。 なんでも時代の流れで片付けたくないんですね、ババァと言われようと、それでも構わない。 >「腑に落ちる」は使ってしまいました。 >前の前の楽天日記(ブログといわなかった頃)のタイトルにして。(笑) →私はこれからも一生遣わないと誓います。 >イメージとしては、飲み込みたくないような面倒な話しにオチがついたときのあのスコ~ンとした感じがそんな感じなのかなと思っていました。 >喉から臓腑に落ちるときの食道の途中に、引っかかっていたものが落ちていくときの感覚かと勝手に想像していた分、「腑に落ちない」という慣用句には辛さを感じます。 >水・・・下さい。 →私はこの腑に落ちる、落ちない、に消化系のイメージはわかないんですよ。 そこまで代用のイメージが必要でないくらい、もうはっきり自分の中で「腑に落ちない」の感覚だけが確立していて、その反対、というものがありえないという感じがいちばん近いようです。 (2007年06月15日 07時50分58秒) |
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