テーマ:今日のワイン(6039)
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長かった冬の終わりを告げるぽかぽか陽気の1日です。そんな季節の変わり目にちょいと風邪なんぞ引いてしまい、肝心な料理やワインの味がわかるか不安です・・・・・
そんな中、ブルゴーニュ魂の西方さんが春の訪れと共に、またまた我が街にやって来られました。 前回と同じくぶるたまセレクションによるハッピーブルゴーニュを堪能できるとあって期待大です。そして昨年の誕生会以来のビストロで宴が催されました。 始まりは最初にいつもの?国産ハッピーワインのご登場。 ローズ’07 四恩醸造 こんな機会にしか飲め(ま)ない?日本のワイン。セパージュは甲州でした。香りはまんま林檎。色も少し時間の経ったリンゴジュースのようです。結構な厚みはありますが甘みのようなものは一切なく余韻は少し苦味とエグミ。オスピスに行った時に樽から飲んだ醗酵中のものを思い出します。 続いてぶるたまのトレードマーク?ロブマイヤーにて白を同時に3種類ブラインド!! 1本目。すっきりした酸。むむ~直感でサンブリのソービニオンブラン! 2本目。少しオイリーでスモーキーで全く不明と思いましたが余韻のGFやレモンのような切れ味でアリゴテかと。 3本目は少し厚みがあって樽のニュアンス。余韻の切れ味はいいがミッドの厚みでシャルドネか?と・・・・・ 1本目ア・リゴテール’06 アリス・エ・オリヴィエ・ドムール 2本目は ブルゴーニュ・アリゴテ’05 ニコラ・ルジェ 3本目 ブルゴーニュ・アリゴテ’04 J・Fコシュ・デュリ 全部アリゴテでした~。あらら~神経使いすぎた??笑 アリスは昨年同じのを飲んだのにぃ・・・アリゴテなんか分かるかっ!w1年後ごとのVT差は意味不明ですし・・ニコラルジェは5年後にクロパラを造る人なので大事に取引してるそうです(笑)。ワインはまだまだ青いかなぁ。やっぱりアリゴテは難しい。新興ブルゴーニュのシャルドネと言ってしまえば分からないし、その味わいも昔よりは良くなってきてる証拠とも言えるかもね・・・ お次の白もブラインドで・・・ シャルドネはシャルドネだが・・・こいつもオイリーでもやもや。う~ん厳しい。余韻があまりないので1級ではないと感じて、オーコートかブルゴーニュブラン!と回答。 ブルゴーニュ・ブラン’04 J・Fコシュ・デュリ おお。またコシュデュリ!なんとも複雑な気分ですが、この高貴な「もやもや」が私的にダメですな~。よく味が分からん・・・泣 ベルナール・トルネイ’90 シャンパーニュ さてお次の白はシャンパーニュの古酒。前から気にはなってましたが怪しいので手を出さなかったハウス(笑)。結構いい熟成しています。黒蜜、干柿、紅茶。まるで熟成CCのようです。でもブジーなのでPN主体。このハウスの業態はRMでもなくSR(ソシエテ・ド・レコルタン)だそう。 次に赤の登場。これもまずはブラインド。かなり濃い。どなたか「ポマール」と仰ったようでしたので(笑)ふと、デュガ・ピィのポマールに似てるかなぁと一瞬よぎりましたが、CDBのミネラル的なものは感じませんでしたし、濃い果実味と野暮ったい感じと土の印象にすこし甘草の余韻もあるのでモレとジュブレイの境?で、コンボットあたり?か村名モレかジュヴレイかなぁ・・・なんて思いましたが。 正解は・・フィサン’05 ルー・デュモン あたらずしも遠からず・・・(笑) お次もブラインド。 西方さんがヴジョとフィサン?の間ってヒントらしきことをおっしゃっていたので・・・ これもやや濃い目の色調。少し甘くなっていて熟成も程よい。最初のインパクトとしては酸の入りもいい感じなのでシャンボールとモレを連想。時間が経つと土やミネラルを若干含んだ風味も少し感じるもののタンニンのざらつき、べたっとしていて単調。余韻の苦味も感じる・・・うむうむ?これは? ニュイ・サン・ジョルジュ1erCruアン・リュー・ド・ショー’97 ベルトラン・アンブロワーズ なんとNSG!ちょっとぉ~ヒント違うじゃな~い。リュードショーはPP地区でも華やかさがないので分かりにくいのですが、最初のインパクトが勝負だったのかも。あまりライクな造り手でもないし、これはヒントがあっても分からなかったでしょう。 本日のメインイベント。 ドニモルテ特級クロ・ド・ヴージョ’97(屈辱のエチケット撮り忘れ) 甘くせつない長い余韻とシルキーな酸。やや弱めの酸がすこしだるさを感じさせます。まだ青さもほんの少し感じさせタンニンも少しひっかかりもう5年ぐらいは必要だったか。今日の流れでは別格のはずですが、なぜか物足りなさを感じます。畑の位置はあまりいい所ではないようですが平板なクロヴジョをうまく仕上げるその造りはやはり故人ドニモルテの力量が惜しまれますね。 ♪本日のお料理 初鰹のタルタル焼き茄子のムース うるいとこごみのサラダ イカスミのタリオリーニほたるいか フキノトウとフルーツトマトのソース 牛アキレスを詰めたドンブ産鶉のロティ 赤ワインソース くるみとトンカ豆のシュー、ガトーショコラ ココナッツのムース 本日はブラインド大会の様相でしたが、ブラインド大好き人間にとっては楽しい一夜でありました。次回の来訪楽しみにしております。いつか「カンテサンス」で怒涛の会もいいですね。 ~2軒目の宴で春の悪戯~ 宴の後、西方さんと数名でワインバーへ突入です。今回はワインリストではなくセラーをみせていただき市価とあまりギャップのなかった1本をセレクト。 ミュジニー’98 ジャック・プリウール 西方さん曰く、「コルキーですね。」 軽いブショネかな?なるほどさすがです。恐れ多くも特級ミュジニーを目の前に勇気の要る言葉であり(笑)ここのソムリエも何も言いませんでしたから。 「でもこれをブショネと言ってしまったら、飲むワインなくなりますよね」とフォローも。 朽ちた木の風味、黒カビまではいかないまでも、奥底で少し邪魔をしてなくもない(笑) まあ現在価格のミュジニにして外で飲むとしたら安いのでいいですが、今回のミュジニーは本来持つ可憐さや荘厳さはほとんどない残念な感じでした。 ワインライフも人生と同じでそうそうそんなにうまくいかないものですよね。でも今宵はいろいろとまた新鮮な気持ちで勉強になったいい会でした。 (B&Bとは・・・ブラインドとブショネです。笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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