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先日、PS2の「ガレリアンズ・アッシュ」を買ったという日記を書きました。
始めたら、いきなり続編である事が判明したと。 という事で、前作の「ガレリアンズ」を購入いたしました。 またまた攻略本付きで格安のお値段にて入手。 ラッキーでございました。 主人公は病院に収容されているのですが、初めのムービーが終わって、隣の部屋に進んだ途端、白衣の研究員に遭遇します。 そして再度ムービー。 その後、研究員が無言で近付いてきました。 ここで私、戸惑いました。 今までのゲームで戦ってきたのは、モンスターか武装した敵ばかりでした。 でも今、無言で近付いてくる人は、一般人なのです。 この人は敵なの?私を襲おうとしているの?攻撃して良いの? 何かぞっとする感覚を覚えて、ドアから逃亡しました。 するとまた、別の研究員達が、無言で近付いてくるのです。 そしてその後のムービーでは、私が研究室から抜け出した事を監視カメラで見付けた警備員が「おいおい、ウサギが逃げ出してるぜ。」と薄笑いで話していました。 正直、衝撃を受けました。 今までプレイしてきたソフトでは、自分(主人公)は常に正義のヒーロー・ヒロインでした。 そして戦う相手は、色んな意味で悪い奴ら。 でもこのゲームでは違うんです。 自分は人格・人権さえ認められていない実験動物・・・。 そして私を捕獲しようと追い掛けてくるのは、一般の所謂善良な人々。 大袈裟ですけど、この設定に寒気がしました。 私は人間じゃない、逃げ出した動物なんだ・・・。 序盤でいきなり、ダークな気分に陥りました。 まあ、この先、巨大な敵と戦うヒーローになる筈なんですけど。 とにかく厭な設定だなぁと。 クリア後に、再度総合的な感想をアップさせて頂きます。 このソフト、シナリオは作詞家の康珍化さんなのですが、攻略本に、何故畑違いのゲーム制作に関わるようになったか経緯が書いてありました。 面白いお話で。 彼は元々、映画作りに関心があったようなんですよね。 それで脚本を書いて、知り合いの関係者に見せたら、壮大な話だから日本じゃ難しいから、アメリカに持っていこうという事になったらしい。 その人のアメリカのツテというのが、宇多田ヒカルのお父さん。 当時、宇多田氏はスピルバーグ監督の家の近所に住んでいて、出入りしていたらしいんですが、彼に脚本を持ち込んでもらったんですって。 一応、興味は示してくれたものの、色々な事情で企画はぽしゃったという事でした。 でもその後、そのシナリオを元に、ゲームを作ろうという話になった。 そのソフトは「ダウン・ザ・ワールド」といって、確かSFCのゲームだったと思います。 そういった流れで、彼はゲーム業界ともコネが出来て、この「ガレリアンズ」の脚本も手掛けたという事です。 人の出会いって不思議ですよね。 巡り巡って、思いも寄らない所で繋がる。 以前「ガレリアンズ・アッシュ」を買った時、何故作詞家がゲームの脚本を書いてるんだろうと疑問に思っていた事が解決して、すっきりしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 24, 2003 12:44:24 PM
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