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カテゴリ:神社仏閣・御朱印
11/24、この日は白髭神社飛地境内社「天満宮」を訪れた後、そこから15分程北上した海上の森を歩いてきました。
14:26 海上の森入口駐車スペース到着、移動時間は15分程。 時間は午後過ぎと言う事もあり駐車場は5~6台の車が駐車するのみ。 海上の森として整備され、愛・地球博が行われる前の若かりし頃、当時はまだ車の進入が規制されておらず、山道を走りたくなると良く訪れた事があった、ウン十年前の事。 現在はここから奥へは一般車の進入が規制されています。 ここから海上の森に出入する際には、駐車場のトイレ脇に設置された消石灰で靴底の消毒をお忘れなく。 以前はこうした駐車場はなく、周辺には不法投棄された廃材が山積する荒れ地だった。 駐車場から先は行き止まり。 そして「クマ注意」の看板。 昔も夜中に山中を走ると色んな動物と遭遇したけれど、さすがに熊と出逢ったことはなかったが、今や市街地から5分程のこのあたりにも熊が出没するようになった。 今年も5月に物見山近辺でクマの目撃情報があるようで、アップデートされた情報はあいち海上の森センター(0561-86-0606)で情報を得たうえで山に踏み入るのがいいかもしれない。 今日は熊鈴とストックを持参したつもりだったが、熊鈴は携帯と共に家に置き忘れてきてしまった。 心細いがストックだけ握りしめ歩き出す。 駐車場を後に海上川左岸沿いを海上多度神社とそこから奥の海上砂防池を目指し歩き出す。 携帯を忘れ所要時間も歩行距離も分からず、普通に歩けば1時間もあれば戻ってこれる距離ですが、空が薄暗くなってきたら引き返そう。 14:30 四つ沢分岐 最初の分岐、橋を渡り進路は右です。 海上川を左に見ながら進んできましたが、この辺りから川を右手に見て進みます。 この分岐を左に行くと海上砂防池の下に行けそうですが、行く気にさせない雰囲気。 クマ注意看板の下の地図には、北海上川沿いに砂防池に続く道はあるようですが✖となっており、周回が出来ないようなので緑色の線の道筋で往復しました。 最初の目的地は赤い鳥居の印をつけた海上多度神社に向かいます。 14:39 道は左の舗装路を進みます。 先が見通せないところでは柏手を打ってから進む。 14:42 物見山分岐 ここも左を進んでいきます。 道沿いには脇道がありますが鎖のある道には進みません。 14:48 見通しのきかない道の前方が開け田畑が見えてきます。 この先の右側に多度神社に続く参道(山道?)があります。 道路右側に「多度神社入口」の案内板が立っています。 昔は夜な夜なこの道を通ったけれど、多度神社の標柱は見覚えがない。 ここから右手の丸太橋を渡り、荒れた道が尾根に続きます。 14:58 細い流れの海上川に架けられた丸太橋。 斜度はさほどでもないですが、道は枯れ葉が積もり滑りやすいので油断できない。 砂防指定地の石標から先はやや傾斜が増してきますが、前方には木漏れ日が差しており不安感はない。 ここを上りきれば尾根に出ます。 上りきると前方に手水石と右に「本地八幡社」の名と「五穀豊穣」と書かれた幟が掛けられています。 この辺りで本地と云われ思い当たるのは、ここから下流の赤津川を車で15分程下った西本地町に八幡社がありますが、関係があるかは不明。 境内には解説などはなく、マップには多度神社とはあるが創建など詳細は全く分からない。 14:53 尾根の北側に鎮座する多賀神社の境内に到着。 樹々に囲まれた南北に長い尾根の北側に二段に石垣が積まれ本殿域が作られている。 木漏れ日の差し込む多賀神社の姿は神々しさが漂う。 丁寧に積まれた石垣はこうして見ると城壁のようにも見えてくる。 石段の手前になにかの礎石だろうか、不自然な石が現れていました。 上段の本殿域には多賀神社本殿と左に小社と石の祠が祀られています。 石段を上り本殿域へ。 本殿域全景。 銅葺屋根で見世棚造りの多度神社本殿、内削ぎの置き千木と4本の鰹木が施されている。 左側の不明社と山神。 過去を知る手掛かりは燈籠と手水鉢にあるのか。 綺麗な曲線を描く石垣。 あの参道からこれだけの石材を運び上げて築いた、だよねぇ。 本殿域から境内の眺め。 こうした立地の神社には、時に祭礼用の整備された道があったりしますが、ここ多度神社へはあの参道しかなさそうです。 上ってきた道を戻るしかなさそうです。 15:00 尻もちをつくことなくルートに戻る。 ここから冬支度を始めた里山の稲田が良く見える。 正面の綺麗な盛り上がりを見せる山、何かありそうな気がしてくる。 多度神社の詳細は分からなかったが、神社が見守る先はこの山里であることに間違いない。 海上の森 多度神社 創建 / 不明 祭神 / 不明 境内社 / 山神、不明社 所在地 / 瀬戸市広久手町 標柱から少し先の道沿いに小さな祠があります。 中には素朴な姿の馬頭観音像が安置されています。 15:03 海上集落到着。 田畑を取り囲む柵や電気柵は今やどこでも見慣れた光景になってきました。 右手の建物は弘法堂、ここから左に進み里山サテライトへ。 里山サテライトの案内図。 古民家を再生したもので里山の情報発信基地として、イベントや休憩施設が設けられトイレやベンチもある。 この施設のライブカメラに熊が捉えられていたという。 軒下の長椅子に腰掛けながら、柿の実が成る里山を眺めていると、こうした長閑な景色はつい最近まで身近にあった気がする。 15:07 里山サテライトを後にして海上砂防池に向かう。 15:11 海上砂防池入口分岐。 道はここで二手に分かれ砂防池はここを左に進みます。 現在はどの林道も施錠され車の通り抜けは出来ません。 以前はここから奥の湿地にモウセンゴケが普通に生え、その傍らに不法投棄された電化製品が転がっていたりした。 愛知万博を契機に車の立ち入りが禁止され、保全も進み改善されているのだろう。 自宅周辺では姿を消したモウセンゴケ、ここでは今も見られるかもしれない。 分岐左の海上砂防池入口。 ここを下っていくと海上砂防池です。 15:15 海上砂防池解説のある場所が盛期の池畔になります。 この池は4月頃から10月頃の間だけ水を湛水する農業用の人造湖。 水を湛えた頃の早朝に訪れるとひと昔前の大正池を思わせる光景が見られます。 本家の大正池は立木がなくなり、かつての面影は失せてしまいましたが、久し振り訪れた砂防池の立木は今もたくさん残っています。 これなら水を湛え始めた頃に再び訪れて見よう。 立木には苔が生え、新たな杉の株が根付いている、満水時にはここまで水面がくるようだ。 水が抜かれるこの時期は、干上がった池の底に小さな流れがあるのみで、小魚の姿や水辺の生きものの気配は感じられなかった。 人の足跡以外に獣の痕跡は見られなかった。 入口方向の上流の眺め。 立ち枯れた樹々の色合いを見る限り、満水時に姿を現す立木は意外に少ないのかもしれない。 満水前に訪れるのがいいのだろうが、まめに来ないとそのタイミングが分からない。 15:30 里山サテライトに戻る。 夕日を浴びて黄葉が色鮮やかに輝きだした。 開けたこの辺りはまだ〃明るく感じるけれど、ここから先は山の陰になり薄暗く感じる。 15:41 物見山分岐手前の雑木林で見かけた紅葉に足を止める。 今年も紅葉は冴えないけれど、夕陽に照らされ燃えるように輝くこのもみじは印象に残る。 15:55 海上の森入口駐車スペースに辿り着く。 駐車場の車は自分以外一台もなく、この時間まで山中を徘徊していたのは自分一人だったようです。 海上多度神社・海上砂防池 参拝日 / 2023/11/24 関連記事 / 白髭神社飛地境内社「天満宮」 白髭神社飛地境内社「天満宮」から海上の森 入口駐車スペース / 国道155号線を北上、山口町交差点右折、次の信号を右折、赤津川(矢田川)を越え国道を横切り左折、海上川沿いの駐車スペースまで車で15分少々 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.07 00:00:18
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