|
カテゴリ:虫
早朝、インコの水を変えている水場の傍らで、とある激闘が静かに終結していました。
![]() 図1 : ハエトリグモとカマキリ ハエトリグモがカマキリを捕らえていました。 ハエトリグモは1センチメートル程度の大きさです。 ![]() 図2 : ハエトリグモとカマキリ 互いに動体視力を誇る複眼と単眼の勝負は、おそらく一瞬で決着が付いたことでしょう。 ![]() 図3 : ハエトリグモとカマキリ ハエトリグモの8個ある目のうちで特に目立つのは、前方の2つです。 この2つは距離感を計るという高機能を備えたレーダーです。 昆虫の微小脳は非常に効率よく出来ており、さかんに研究されています。 書くと長くなるので、今回は割愛します。 ![]() 図4 : ハエトリグモとカマキリ カメラは静止しているので、クモにはカメラが見えません。 しかし、カメラは存在しています。 存在を感じ取れないものが、世界に存在していることをクモは知りません。 そもそも世界を認識できること自体がとてつもないことなのです。 世界がピアノならば、人間が認識できる音は1鍵だけです。 聞こえる音が1つなのに、聞こえぬ和音を追求するのが研究者です。 どの音を探しているのかは人それぞれですが、 発見した音を合わせると素晴らしいハーモニーを奏でます。 「なんと言う壮大な楽譜なんだ! 聞こえないがきっとすごい曲に違いない!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[虫] カテゴリの最新記事
|