【ご案内】「高速バス・マネジメント・フォーラム2013」開催
昨年、150人を超すお客様にお集まりいただいた「高速バス・マネジメント・フォーラム」ですが、今年も以下のとおり開催が決定いたしました。講師役を引き受けてくださった方々、ご協賛いただいた日野自動車様をはじめ、本当に多くの方のご協力により、本日よりお申し込み受付を開始することができました。関係する皆様に心からお礼を申し上げるとともに、多くの方々のご参加をお待ち申し上げております。【日時】11月11日(月)13:00~19:30(懇親会含む)【会場】東京・新宿エルタワー30階「サンスカイルーム」【参加費】おひとり様15,000円(消費税込。懇親会費含む) 1社から複数ご参加の場合、当社顧問契約先は割引あり【その他】翌12日、日野自動車「お客様テクニカルセンター」見学ツアー(無料)あり詳細は弊社サイトの特設ページをご覧ください。高速ツアーバスの乗合移行が既に完了しているので、本年は「既存組」「移行組」双方を対象にすべきかと少し迷いました。しかし考えてみると、高速乗合バスと高速ツアーバス(当時)の差は、極めて本質的には、乗合か募集型かといった制度の差ではなく既存事業者と新興勢力という事業者の性格の差であったわけです(ごく一部、弘南バスや大阪バスのように逆転している事例もありますが)。当然、マネジメントのあり方も、制度ではなく各社の立ち位置に紐づくはずであり、たとえ形式的には一本化したとしても、学ぶべき知識、聞くべき講義の内容は異なるはずです。別にバス事業に限らず、どの業界でも同じです。したがって今回も、講義は「既存組」を対象に組み立てました。もっとも、高速ツアーバスからの「移行組」事業者や貸切専業者、車両や部品メーカー、システム会社などのご参加も大歓迎です。昨年まで、私自身が聞きたいネタ、お伝えしたい話がたくさんあり過ぎて盛り込み過ぎのきらいがありました。今年は私自身の出番も少し減らすとともに、講師の先生方も絞り込みました。内容は以下のとおりです。まず、「移行組」の先頭を走るWILLERグループの村瀬社長ご自身より、同社の戦略およびその戦略を実現するための組織のあり方についてお話いただきます。私は立場上いろいろな会社におじゃまし社内の雰囲気を知る機会も多いわけですが、同社の組織づくりに対する考え方は、ぜひ「既存組」の皆様にお聞きいただきたいと前から考えていて、今回、村瀬さんにお願いして直接お話いただくことになりました。次に、三菱総合研究所のレベニューマネジメントの専門家をお招きし、注目のRMについて解説していただきます。同社は、誰でも名前を知っている航空会社と鉄道会社に、RMS(レベニューマネジメントシステム)を納めた実績をお持ちです。当然、航空と鉄道では、商品性も法令も商習慣も異なります。RM理論を、どう工夫すれば高速バスに当てはめることができるのか、参考になるはずです。さらに、東京海上日動コンサルティングの、こちらも専門家の先生からは、「危機(事故等)の際の報道対応」について教えていただきます。私自身は別の場所で既に一度お聞きした内容なのですが、心構えから緊急記者会見のやり方まで、具体的に事例を上げながらご説明いただけます。実は私自身、昨年の関越道事故のあと、国土交通記者会で記者会見をする羽目になりました。あの時の「怖さ」はできることなら二度と味わいたくありませんが、前もって頭の中で予行演習ができていることは必ず心の余裕につながると思い、ご登壇をお願いしました。そして毎年好評の乗合バス事業者による事例紹介。過去二年、九州産交さん、宮崎交通さんと九州組が続きましたが、今年は兵庫県の全但バスさんです。私の出身地でもある兵庫県は本当に広い県で、神戸や阪神間のような大都市から日本海側の人口の少ないエリアまで含まれます。同社はその日本海側が事業エリアで、ローカル路線を抱えており、地元自治体のサポートのもと「攻めの守り」を実現している姿を語っていただきます。最後に、翌日は日野自動車様のご協力で、東京・羽村市にある同社の「お客様テクニカルセンター」へお連れし、PCSなど最新のバス安全技術を体感していただきます。過去2回のフォーラムで、<『バスを選んで乗る時代』だから、安全性もお客様がバスを選ぶ基準の一つになっていく>、<そのためには『具体的に(画像、データ、固有名詞を使って)』『因果関係を』伝えることが重要>と言い続けてきました。このたび日野自動車様より、そういう時代だから、ふだんメーカーや販売店と話すことが少ない営業サイドの皆様にこそ、ぜひ各種機能を体感してもらい集客に活用して欲しいとご提案をいただき実現したツアー(無料)です。12日(火)の午前と午後の2回実施。各回40人定員ですのでお早めにお申し込みください。以上、駆け足で内容をご紹介しましたが、より充実した内容としご満足いただけるよう、今から準備をがんばります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。