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カテゴリ:PC:消費電力
さて、BOINC用に買ってきたRADEON HD6850とHD7750。
前回はノーマル状態でどれくらいの消費電力なんだい?という事で簡単に調べました。 ・・・まあ、CPUにしろGPUにしろ、解析させるとなるとほぼフルパワーになるのでその消費電力もたいしたものになりますよね。 低消費電力のCPUやGPUを選べばいいのですが、性能がモノをいう世界ですから、あまり性能が低くてもよろしくは無い。 まあ、この先は皆さんの台所事情によるんでしょうが、電力どんだけ喰ってもいいから性能重視という人もいれば性能は要らないから省電力、という人もいるかとは思いますが、一般的にはそれなりの消費電力でそれなりの性能、ワットあたりのパフォーマンスを追及していくことになります。 というわけで、評判から見てワットパフォーマンスよさそうだなぁ、というモノから選べばいいのですが、ここでさらにもう一加え。 だいたいのCPUやGPUは動作に余裕を持たせていますから、クロックや電圧を多少いじくっても平気で動いたりします。 一例で言えばオーバークロックですね。 それとは逆に、性能はそのままで、電圧だけ下げ消費電力を削減する、という方法もあります。 消費電力ってのは電圧に大きく左右されますからね、下げられれば大きな電力削減効果が見込まれる→ワットパフォーマンスup!!になるわけです。 ようするになにかというと、今回の話は GPUのコア電圧下げましょう というコトです。 ちなみに上記にもありますので、本質的にやっていることはオーバークロックとあんま変わりませんので、転んでも泣かない精神が必要です。 まあ、長くなってしまいましたが、やること自体は数年前にもBONIC(Mlikyway)を解析していたときにもやっていたので、とっとと調べてみたいと思います。 CPUほどではないにしろ、GPUの電圧を下げる手段というのもいくつかありますが、今回はお手軽に MSI AfterBurner を使う事にします。 各クロックや電圧を変更できるMSIのツールですが、今のところMSIのビデオカードでなくても使えます。 無料でDL出来るのでさっくり落として使う事にしましょう。 こんなんです。 左が各種設定、右がモニター。 クロックや電圧はスライドバーなどで設定できます。 んで、電圧を変更する場合ですが左側右下のSettingから 危険防止のためデフォルトの状態では電圧変更は出来なくなっていますので、 「電圧制御のロック解除」にチェックを入れます。 とすると電圧下げが出来るようになりますので、 とりあえず適当に コア電圧:1.000V 位にして見ましょうか? 特に根拠はありませんが、経験上それくらいなら大丈夫だろう、くらいな値です。 マシン構成は以前と同じ RADEON HD6850の場合(マシン全体の消費電力) 電圧 デフォルト 1.0Vに下げ アイドル時 50W 51W ゆめりあ 141W 120W ゆめりあスコア 126593 127179 Collatz 123W 106W 3DMark11 139W 115W 3DMark11スコア 3573 3571 アイドル時に関しては消費電力にほぼなし。 CPUのコア電圧下げたところで、アイドル時の消費電力はほとんど変わらないのと同じですね。 余談ですけど、負荷時の消費電力を下げるってのはこうして電圧を下げたりクロックを下げたりすれば対処出来ますが、アイドル時の消費電力を下げるってのは結構至難の業だったりします。 というより、マザーなり何なりの仕様次第ですよね、ほとんど。 もっとも、BOINC機にはアイドル状態というものは存在しないので、アイドル時の消費電力はさほど重要ではないんですが。 ちょっと話がそれましたが、こんな感じで電圧を下げると負荷時の消費電力に大きな差が出ます。 それでいて性能はそのまま。まあ、クロックとかはいじくってませんしね。 もちろんですが、調子に乗って電圧下げすぎるとフリーズしたりWindowsが起動できなくなったりしますから要注意です。 そんな感じで、HD7750のほうも調べたい… のですが、 Afterburnerが未対応なのか、板的な問題なのか、スライドバーが左に寄ったままで変更できません(というより、電圧の値も表示されてませんね) とりあえず、Afterburnerでは変更できないようなので、別の手段を考える事にします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.24 23:27:47
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