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カテゴリ:●書
ネタバレです。
「ほんとにさ、俺はとっても寂しいんだよ………お前がいないと淋しくて淋しくて。お前がいるとほんとに楽しかった。約束してくれ。生きかえるって………なんとかいっておくれよ。せめて、俺に友情を持ってるくらいのことはさ」 ↑ ・(カニバリズムしながら) ・(カニバリズムする相手の母親の服を着ながら) ・(因みに母の服を着て俺を食ってくれというのが相手の遺言) ちょっと待てこれやばいな… やばいな…… 飛行機不時着ものは数あれどここまでクレイジーなの見たことない 「口きいてくれよ、お願いだから。奇蹟を起こしてくれよ。聖人たちは、死んだ後でも口きくって、自分でいってたじゃないか。奇跡をさ、俺が頼んでるじゃないか。いかようでもよい……(スイッチオン)お前が余の前に存在しておる、そのことが感じられる、ただそれだけが余の望みじゃ。どうだ、このコップの水、この水をウイスキーにかえよ(中略)」 <なにもおきない> 「よし、もう口きいてやらないぞ。勝手にしやがれ。勝手に独りぼっちでくたばりやがれ。」 <ぷりぷりして皇帝の足に噛みつく> 母ちゃんを手に掛けてしまって余を裁け余を裁けうるさかった皇帝がただのしかばねのようだになってからは 代わりとでもいうように建築家が随分と情緒不安定になっていますね というかちょくちょく皇帝が乗り移っていてその度にっんんwwwwwwってなります。 笑えばいいのか、切ないと思えばいいのか。 ・でもこの独り言劇場でさえ、建築家と皇帝が裁判ごっこをしていた時の延長っていう…… この二人を攻め受けに喩えるとすると、 建築家×皇帝→ 苦労人健気タメ口従者攻め(ネカマ)×傍若無人甘えん坊受け 皇帝×建築家→ 甘えん坊破滅思考暴君実は苦労人攻め×ノリの良い常識人良い奴受け 建築家が皇帝をお前呼ばわりしてたり皇帝のマザコンっぷりを知っても嘲笑しないのとか 途中までままーちゅーしてーとか言ってたくせに建築家の口の臭さに我に返る皇帝とか何こいつら可愛い・・・ 演劇部の寸劇のようでなんかもうこいつら学生かよ…なんだよかわいいなおい…… ![]() ↓そして皇帝は退場。建築家の独り相撲へ _人人人人人人_ >ひとり楽しい <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 「俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!俺さま万才!「あの、すみませんはじめまs」フィッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwフィwwwwwwwwwwwwwwwwww(遁走)」 ・コミュ障あるある ・手塚治虫の火の鳥の八尾比丘尼思い出しました ・この状態でもう一回はじめから読み直してみると…… ・人肉食って、完全に相手を「取り込む」目的のものもあるんですね。 今まで人の肉がおいしい・相手を独占する目的以外で見たことがなかったので、なかなか新鮮でした。 しかし、皇帝を食べた結果、建築家はどこへ消えてしまったのか? 建築家の成分は段々と増えていくのか……? 殺人鬼フジコという小説でも、何度も何度も何度も何度も同じことが繰り返される、という表現がありましたが。 最後は。最後は、ちゃんとありました。彼女、彼女達の人生は、終わりがあるからこそ、「無駄ではなかった」のだと思います。 何度も繰り返される中で、少しずつ、本当に少しずつだけでも変わっていく所があるのなら、 繰り返しだって「無駄」ではない。 それでこそ人のしがらみというものの、呪いにも似た力が発揮されるように思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.11.16 19:11:47
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