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カテゴリ:🔗少プリ
少年プリズンのホラーネタが浮かんでしまいつい書きなぐってしまった
書きかけですが せっかくなので ▼ *****ようこそ!呪われた洋館へ(プロット) 世の中には、近付いてはならない場所がある。 そう銘打たれた雑誌、心霊物件特集。 近付いちゃいけないなら見せるなと言いたいところだが、 雑誌の編集者たちにとっちゃそれはそれ、これはこれ。 売れりゃいいって気持ちと、オカルト好きな記者達が書いたこっちまで呑み込まれそうな熱気と、 「自己責任」の一文だけ添えときゃ馬鹿を釣るのに丁度いい雑誌が一冊完成する。 ・・・・・・・・で、こいつみたいな馬鹿が、それに釣られるわけだ。 「それやばくね」 「それやばいやつやん」 「二人とも意気地ないなぁ」 俺とヨンイルがほぼ同時に言った言葉をレイジがいつものニヤニヤ笑いで返す。 「お前は意気地あるっつかただの馬鹿だろ」 「早死にするタイプやな」 「二人とも容赦ないな!!」 「容赦なくもなるっちゅーねん。楳図かずおもいうとったようにオカルトは洒落ですむとことすまんとこがあるんやから」 「あれだ、安田が言ってた「クンシアヤウキニチカヨラズ」っていうアレだ。お前王様だろ。クンシって王様ってことだろ。 レイジ、お前も王様ならやめとけ」 「じゃ俺勇者か英雄でいいや」 「よくねーよ」 勇者ってようは馬鹿ってことじゃねーか。 「行くんなら王様・・いや、勇者一人で行きい。俺は行かん」 「そー言うなよヨンイル、ちょっと館の前までだけでも行こうぜ?ほんとにやばそうだったら帰るって」 ・ ・ ・ ・ ×月△日 18:00 現在、俺達の目の前には三階建ての立派で重厚な洋館。 周りには鬱蒼と茂った木々、玄関扉のすぐ上にある窓はのびてきた枝に覆われその役割を果たしていない。 俺達の後ろ、横、斜め前、至る所でカラスが鳴いている。 「アホー、アホー」ってより「ギャー、ギャー」って感じだ。 その悲鳴にも聞こえる声が、余計に不安を煽る。 「やっぱなんかやな予感するし、やめようぜ。昔からこういうの当たるんだよ。先生に指されそうになったときとか」 「えー、それとこれとはけっこー違くね?大丈夫だって!ほらヨンイルもああ言ってることだし」 「ホラーや、めっさホラー漫画のあれやん!!今にもあのこわーい擬音が聞こえてきそうやで!!! スリルとホラーと不思議が3次元に来た!!!うわーマジで存在するんやなこないなとこ、ゾクゾクしてきたで、道化の、図書室のヌシの腕がのだめの初公演のときばりに鳴っとる!!!!恐怖漫画でふわーっと幽霊が近付いてきたときの対処法何やったかな、あ、幽霊アパートみたいなおもろい感じでもチョコラちゃんみたいなキュートな吸血鬼ちゃんとかエロ可愛え妖怪さんとかドア開けたら幽霊さんのドッキリスケベとかあるんやったらむしろ大歓迎やけど!!!」 「俺らの声すら耳に入ってなさそうなんだけど・・」 ヨンイルはいつもおかしいが、今日は一層おかしい。 「あれはもうやめられねーとまらねーって感じだろ。な?ロン、なんかあったら俺が守ってやっから」 むかつくほど満面の笑み。完全に面白がってやがる。 「馬鹿にすんな。自分の身は自分で守る」 「おー、たのもしー♪」 「ぜってーそう思ってねーだろ・・・」 ・ ・ ・ ・ ぼろいがまだまだ役目を果たしている扉は重く、両開きの扉のうち右側を俺が必死にあけてる横でレイジが軽々と左側を開いてこっちを見ていた。むかつく。 正面玄関から辺りを見回すと、俺達の家より何倍も広い広間が目の前、その両脇に階段があった。持ってきた懐中電灯で照らすと、 左手に階段、右に少し行った所に扉、真ん中には廊下がある。 左手の階段を懐中電灯で照らしていくと、2階の踊り場と壁、右に続く通路と手すりが見えたので、 光の当たる位置を手すりにそって右にずらしていくと三階に続く階段が見えた。 さっきの、扉の真上の窓は高窓のようだ。見上げるとわずかに赤い空が葉の隙間に見える。 「んじゃあ、どこから見ていく?」 3階から→ 2階から→ 1階から→ 【続く?】 ------------------------------ 追記: サイトのほうで3階・1階書きました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.06.07 08:08:42
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