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使命があれば何でも許されるのか、否か。
夏Aの問題点って結構ブラック企業のような社会問題にもよくあることなのかもしれない。 華々しい未来、ストーリーをぼんやり思い描くことが 絶望に繋がってしまう。 ・貴士「この国の為に尽くして(尽くさせて)きました」 ・やけにキラキラと輝いていたり、使命の名のもとに抑圧されつづけて反抗する気がおきにくくなったり。……自分が押し付けられたことを、後輩に押し付けるようになってしまったり…。 ・ホワイトカラー←→ブルーカラー 要 貴士 卯浪 ・夏A=ブラック企業、そして地獄の中間管理職(要さんと他チームの狭間) ・もしくは秘密組織のボス(ワンマンタイプ)が一番社畜なやつ ・軍隊のような規律行動に加えて「主体的行動」を強く求められる ・生かすも殺すも上の自由(植物・動物クラスはある意味その体現をしていたり…) ・給料は洗脳、ボーナスは無茶振り ・やたら仕事のやりがいを美辞麗句で語ってくるが、肝心の一番の目的はふわふわした理想状態 ・無茶ぶりされ洗脳されて壊れたら壊れた本人に全責任が押し付けられる ・上も下も良くも悪くも共犯者 ・家に帰れない ・ホーム(普通の日常)シックはホーム(社)シック(畜)で塗り潰される ・パワハラとセクハラと監視は日常 ・若いからこそドロップアウト(あるいは一度落ちた地獄に戻ること)を恐れレールから離れられない ・無職の方が怖い <<新卒がブラック企業に捕まるやつかな>> いや、未来と言う名のブラック企業への人材派遣会社が『夏Aの施設』だったのかもしれない。 なにそれ怖い。 しかも生まれてから一度も会社・会社傘下から出た事がないとなると、 「施設」以外に権利を保障してくれる機関が存在しないんだよね……。 しかも他のところに保護される前に未来来ちゃったし。 使命感で生み出され使命感で育てられ育ち使命感で殺される夏A。 「使命感ってやつなのか」「わからない」 この言葉が刺さる。 公務員職「センセイ」の留守番役兼総責任者(?)要さんから子供達は卒業と言う名の自主退職(辞表?)をして、本当にやりがいある仕事・一人一人の人生への一歩を踏み出せたからいいのだろうけど、 要先輩はどうなんだろうな。 崩れかけた屋内に留まっていても彼らしいと思えてしまうのがまた。 ********************* さて、ブラック企業の中でも ・確信的にブラック ・一所懸命にやってたらブラックになってた というのがあるようで。 …恐らく、リーダーとしての安居は、無駄に恨みを買おうとはしていないけど、 実力で黙らせたり、「安居の言う事だし」と従った結果失敗に繋がった事でもって ブラック企業の幹部みたいになっている所がある。 あと読み直すと、下手すると 「第一校舎の地盤沈下」とか、安居が走ったり皆に声掛けして大移動させたことで 悪化、劣化が早まってしまったこともあるんじゃないかなーと思って改めてぞくっとしてる。 そんな状況で起きた事に責任はない、なんだろうけれど。 ……責任がないことと、使命感を重視出来ない事は紙一重なわけで。 使命を果たせなければ「ここ(学校…あるいは現世)に居る意味がない」と思い込んでいる安居としては、責任を負いたいっていうことと責任を負いきれないっていうことのジレンマにもなるよねっていう…。 律を信じる自分を信じる献身と、 自分が守る律で保たれる保身と。 「使命感」っていうやつは、この両方に籍を置いている気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.31 00:01:51
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