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長押 綴

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2017.10.21
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カテゴリ:.1次題
正解の方につま先を向ける。

あるいは、つま先の向く方に正解を持ってくる。

前者は人を支えることに向いている。
後者は人を導くことに向いている。


そうして僕は前者だった。かつ、後天的に後者だった。

皆大抵そうだろう。

だけど兄は逆だった。

人を引っ張ろうとして失敗し、人についていこうとしては元来の我が出て失敗し、そうして今は独りぼっちで暮らしている。


僕はそんな兄の面倒を見ている。
といっても、それを言うとまた兄が自傷騒ぎを起こすので僕も他の家族も言わないようにしているけれど。

幼い頃は兄に憧れていた。兄がいつもつま先の向く方に居た。

けれど兄が失敗してから、僕がそれについていくのはまずいと悟ってから、僕達の向く方向は変わり始めた。

そうして今、180度、関係性が変わった。

今、つま先の向く方に兄は、居ると言えば居る。

昔は僕が兄についていくことと兄が僕の面倒を見ることが正しかった。
今は僕が兄の面倒を見ることと、兄がただ大人しく犯罪も面倒事も起こさず引きこもっていることが正しい。

逆転しただけだ。それなのにどうしようもなく虚しい。



つま先の向く方。どうして、新しい他の人に向けられないのかが、わからない。





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最終更新日  2018.10.31 22:19:56
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