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長押 綴

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2017.11.27
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​先生「荷重P=(π2乗 × ヤング係数E ×弱軸断面二次モーメントI)÷座屈長さl二乗
  これがオイラー式の弾性座屈荷重volです」

私「…」ポカーン

先生「……超便利な法則なので、それを実感してもらうべく今日は実験します」

私「!!!」ガタタッ



結果:
先生の求めるもの:長さlの値半分にすると荷重Pが4倍になる

私達「……」
「……2/3…?」
「逆じゃない?」
「それでもおかしいよこれ」
「…どうしよう…」

先生「どうでしたか?」

「4倍になりました…」

先生「でしょう」パアア

私達(イエナイ・・・)

私(だから物理は嫌いなんだよ…)


生物大好き。化学大好き。数学も結構好き。

地学と気象学と物理学は若干苦手。

特に物理なんか人間の観賞やら干渉やらが影響する余地があるんだもん……!!!
ガリレオ先輩あたりが何のせいであれだけ苦労したと思ってるんだ!!!!


しかし。

先生「誤差が出ますねえ」

先生「さて次はとことん誤差が起こらないように違う実験をしてみましょう」

私達「!!!!!!」


誤差が起こらないように、道具をできるだけ使わないように工夫して、荷重を測る実験。これがとても面白かった。
主に私は見ててたまにちょっと口出すほうでしたが←

A「こうじゃない?」
B「いや、こうじゃない?」
私「もうちょっとこうしよう、計測器見えん」
C「こうかなあ…」

先生「それだと誤差が出ますねえ。どんなに工夫しても人間は抑えつけるときに別方向にも力を入れてしまうものなんですよ」

A「……こうじゃないか?」
B「wwwwwwwwwwじゃあ、俺ww抑えるわwwwwwww」


 手(西野カナ並みに震えてる)
↓ ↓
-E□∃- ←計測器(宙)
 |  ←棒
■|■ ←抑える道具
ーーーー←机

私 (は、はえー…)(;.;:゜Д゜;:)

C「いや、こうじゃないか?」

-E■|■∃-  ←抑える道具(宙)
  |      ←棒
  □     ←計測器
ーーーーーーーー←机

私達「「「それかもしれん…」」」
他チーム「……」ザワワ

私「今度はちゃんと値合ってる…!」
B「最初のと次の、どっちも近いな」

先生「正解は」




<< -E□∃- ←計測器(宙)    >>
<<  |  ←棒         >>
<< ■|■ ←抑える道具     >>
<<ーーーーー←机         >>



先生「〇班が最初にやってたやつですねえ」

私達「「「「イエーーーー!!!」」」」



構造実験面白い…!!!
何が面白いって、実験する人の匙加減の大きさが!!!!!


物理の「勝手に定義する」所、実験だと絶対うまくいかねえだろ系さえ定義でごまかす所が凄く嫌いだったんですが、この後の先生の

先生「機械だともっとうまくできるんですが、人間だけでやると難しいですよね」
先生「材料なんて特にそうです。鉄系はともかく、木材などは材質にむらがあります」
先生「なので」


先生「オイラーの法則が成り立ったのも、200年前……つまり」

先生「産 業 革 命 以 後 ​なんですよ」

私「……!!!!!!」

先生「鉄骨などで均質な材料を作れるようになりました。」
先生「それでやっと理論を証明したりできて、発達できたんですね」
先生「それまで(五重の塔とか)は経験則でやるしかなかったものが飛躍的にやりやすくなりました」

私(SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!)




そうか…

化学(実験に始まり実験に終わる)や数学(理論に始まり理論に終わる)に比べて物理に何か違和感があったのは、

理論と実践の間で乖離がしょっちゅう起こってたからなんだ…!!!

先生「最近だと木材でもLVL(パイのように木材・木材の破片を重ねて作る集成材)ならできると証明できてきてますがね」
私(SUGEEEEEEEEE…)

物理については、歴史(特に物理の実践によって成立した/証明された物体)と一緒に勉強するほうがいいのかもしれないと実感した授業でした。





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最終更新日  2017.12.12 13:02:33
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