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カテゴリ:🔗少プリ
※親殺しの後二人して逃亡した2班仕事直ちゃんと1日家の中で絵を描いてる恵ちゃんとスラム街で抗争してるロン達が出会うIF話
************* たばこを吸うと大人の仲間入り。 そんな馬鹿な話があるもんかと思ってたが、押し付けられた以上しょうがねえ、道了や同僚の奴らから味の感想まで訊かれるんだから吸わねえわけにはいかねえだろう。 「…貴様も肺を汚し始めたか」 「色々付き合いってやつがあるから仕方ねえんだよ」 「知っているか?肺癌のリスクは云々カンヌン」 途中から耳をふさいだ。 頼んでもいねえのに分かりやすく説明してくれるその優しさに吐きそうだ。 「サンタクロースかお前は。情報を毎度毎度頼んでもねえのにプレゼントしやがって」 「とんでもない立場の違いがあるな」 「サンタクロースと比べて随分おっかねえし正直逃げてえけど」 「とてつもない扱いの差だな」 それでも、逃げられないのは情ってやつのせいか。 たばこのフクリューエンに露骨に顔を背けた鍵屋崎を尻目に息を吸い込む。 「……おい、急に吸うと…」 「げほっ」 言ったそばから、と鍵屋崎が何やらうるさい。 「……仕方がないな。僕の真似をしてみろ」 「…何でお前が吸い方知ってんだよ」 「客にたまに吸わされるものでな」 「……」 あー、ききたくねえこときいちまった。 * その後なんとか吸えるようにはなったが、その頃にはたばこは殆ど灰になってた。 ある程度吸ったら売るつもりだったんだけどな、もったいねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.03.19 02:41:30
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