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長押 綴

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2018.04.01
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カテゴリ:●少女漫画
ぼくの地球を守ってという、前世のいざこざに現世で振り回される人たちの物語がある。
その中でも面白いのは、登場人物によって物事や会話のとらえ方が全然異なるということ。

以下ネタバレ注意。


前世の主観を夢で見る現世のみんなは、例えば

・いらだちで笑っているところを好意の笑いと解釈してしまったり(木蓮→紫苑)
・計算と努力の賜物であるとっておきの外面に恋したり(玉蘭→木蓮)
・はたまたその外面だけを見て、綺麗ごとの世界で生きてきたんだろうとイラついたり(紫苑→木蓮)

・お互い好きあっているのに、相手は自分のことを同情/罪悪感で大事にしてるだけなのだと絶望したり(紫苑←→木蓮)

する。

個人的にはその中でも、「言われた相手にとってはなんてことない台詞」が、「言った本人にとっては絞り出すような言葉」だったというケースがとても好き。

・紫苑が「俺が孤立するのは構わないけどってか」といった皮肉を内心ぎすぎすしつつ言ってるのに
木蓮目線ではそういう皮肉を言う紫苑はギャグ顔で描かれてる

・木蓮が「私たち これから どうすればいいの」と、唯一自分に「聖女はそんなこと言わない」といった扱いをしないでいてくれた紫苑にこぼすも
紫苑にとっては弱音を吐く6人の中ではまだ冷静なほうに映ってるだけ


そして、読者にとっても。
それぞれの目線で主観を持つキャラに共感・同調しているうちは、それがとても自然なことに見える。
別の巻を読み比べるとその異様さと面白さがわかる。
そして、私たちの日常でもこういうことってあるんだろうなあと思うと少し面白くもなるし、悲しくもなる。

アニメだとまた印象も違いそうだし、アニメ見てみたいなあ…





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最終更新日  2019.04.30 23:03:46
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