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テーマ:徒然日記(23016)
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『僕は当初、本好きの大人が読者層だと思っていたのに、編集局から十代の若い読者の反響が大きいと聞き、嬉しかった。苦言も頂いた。「売れ筋の新刊の書評で十分。図書館にしかない絶版本を紹介されても読めない」と。僕にとって、当世的ベストセラーに阿るほど恥ずかしい読書はない。好事家であればあるほどその恥辱を知り、もし読んだ本が後に売れ筋にでもなれば、直ちに処分するか本棚の奥へ押し込むかするだろう。2010年4月から四年と二カ月、100回の連載後の執筆解雇』。より引用。【諏訪哲史の偏愛蔵書室 執筆回顧/中日新聞2014年6月3日】
「売れ筋の新刊の書評で十分。図書館にしかない絶版本を紹介されても読めない」のは分かるが、本好きとすれば、図書館にあればラッキーです。図書館になければ古本屋で探す。そういうのが本好きの醍醐味です。 僕は『家畜小屋(池田得太郎)1959』を愛知県図書館で借りて読んだ。他にも食指が動くこと度々であった。それに、後になって売れ筋になった本。自分は売れる前に読んだら先見の明ありとつい自慢したくなります。 この、『偏愛蔵書室』が単行本になることを願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.03 21:20:28
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