いやぁ、今回は実に面白かった。
ストーリーを追うことなく、
頭を空っぽにして、場面場面を楽しもうと観劇スタイルを変えたら、
実にエキセントリックで退廃的で刺激的だった。
まあ、
ラストだけは今回も受け容れられなかったけど、
それを除けば1回目(4/12マチネ)の観劇とは段違い。
ストーリーという呪縛から心を開放し、
舞台に穴を開けるという暴挙に、
芝居という概念すら吹き飛ばすことで、
その先に宮本亜門版「三文オペラ」の真の面白さを垣間見た。
なお、
なっちは回を重ねることでさらに進化していた。
最も期待していた海賊ジェニー♪は、
残念ながら前回よりも声が出てなかったけど、
他の曲は実に多彩で、1曲ごとにガラリと歌い方を変えていて新鮮だった。
特に、
ルーシーとの恋愛バトルでは、
キュートでパワフルで、さらには狡猾的な底意地の悪さも覗かせて、
女の性をさらけ出すような歌い方で新境地を開拓した。
メッキを愛するポリー役を体当たりで演じながらも、
アドリブで何度も笑いを取る余裕すら生まれていて、
その熱演ぶりは主役を喰うほど魅力的だった。
う~ん、
天使のなっちはすでに姿を消してしまいましたが、
ステージには、アーティスト安倍なつみが光り輝きながら立っていました。
背は小さくて、
まだまだ荒削りだけど、
夢を追い続けて走り続けるなっちは、
デビュー当時から変わらぬ魅力に満ち溢れていましたね。
そんななっちに心惹かれ、
いつしか全力で応援していこうと決意したことを思い出しました。
決めました。
今回の舞台で気持ちが揺らぐこともあったけど、
なっちが歌い続ける限り、1推しとして応援していこうとあらためて決意しました。
これからも、
なっちを全力で推し続けることを、ここに宣言します・・・!