WHATSMAN＠NNN

今日は書くことがなかった。
とはいえ、意地の更新がこのブログの魅力の一つ。
ってことで、
いろいろと考えてみたが、
マジで書くことがねえ。

それでも書けというのですか、神様よ＠弾

YAHOOのニュースを見ても
面白いニュースもないし、
その他、WEBをDIGっても
書き殴るヒントは転がってねえ。

で、ふと思った。

４年前のこの日、
俺は一体何をしていたのか。

読み直してみた。

どうやら、翌日に
ハイポネクスという
野外イベントを控えており、
練習とかをしてみたい。

はー、懐かしいのー

とか、思いつつ、
その前日、つまりは２００４年９月１７日の
日記を読み直してみた。

タイトル：逃げる男

俺が書いておきながら、
全く記憶にねえタイトル。
AUが博多駅で逃げた話を書いたものか、
とか思いつつ、
中身を読んでみて、愕然とした。
こんなことを書いたんか
ってヤツ。
やっぱブログってのは
面白みがある。

で、その「逃げる男」の話。
読み直してみたが、
俺的に結構、にやつけた。
自分で書いた文に、
自分がにやつくってのも変な話だが、
さすがは４年前の俺、ってところ。

よくかけているので、
以下、コピー＆ペースト及び誤字等を少し修正。

NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
タイトル：逃げる男


WHATSMAN＠NNN

逃げるが勝ちという言葉がある。
悪くない言葉だ。
闘うだけが能じゃない。
臨機応変に逃げることも一つの策。
一昨日の日記で、
いかに俺が日本版シャオリン、
つまりは日本版ウータンなのかは
分かってもらえたと思うが、
そんな俺すらも、
できるだけ戦闘は避けたいところ。
時には逃げることが大切だ。
意味のねえ戦いをする必要はない。
逃げたいときは逃げたらいい。
自分の体、自分の心を守るためにだ。

ってことで、
今日は「逃げる男」の話を軽く紹介しよう。

これを書くに当たって、
本人の了承を得てないので、
全て仮名で書かしていただく。
とりあえず、その男を仮に山本としとく。

今から、たしか６年前の話。
俺が２４歳になったばかりの頃だ。
当時俺は、大学を卒業後、
就職した会社の研修で
花の都：大東京の片すみ、
多摩センターあたりの寮にいた。
俺の前職は、軽く専門的な知識を要したため、
研修が４ヶ月あった。
研修がスタートし、
３ヶ月がたったある日のこと。
携帯が鳴った。
見ると、山本の名前。

山本とは俺が福岡にいたときに、
バイトでしりあった。
年は二個下だが、
共通の趣味っていうか、
同じ嗜好のため、
よくつるんでいたマイメン。
えらく小じゃれた奴で、
一時期は服屋でバイトをしていた。
が、
「そろそろまっとうに働かないと」
ってことで、
親のコネをいかし、
ある大手の建設会社Ｔ工務店の子会社＠大阪に就職した。
就職後、互いに忙しかったため、
まるで連絡をとってなかった。

そんな山本から突然、
平日の昼の３時頃に電話がかかった。

ちょうど休憩中だったので、
俺は「なつかしいのぉぉ」くらいの気持ちで
電話を取った。
が、一声めからまさに愕然。

「会社の寮から逃げてきました。
今、東京です。今夜、泊めてください」＠山本

は？

何をいいよるんか、こいつは。

「で、いまどこにおるんか？」＠Ｗ
「新宿のテレクラです」＠山本
「はぁ？」＠Ｗ
「新宿にある、
クソでけえ黄色い看板のテレクラですよ」＠山本
「はあ…」＠Ｗ
「東京のＧＡＬと知り合おうとおもって」＠山本
「まじでなんかおまえはっ。
いつ東京にきたんか？」
「今日の朝ですよ。
とりあえず、裏原宿に行ってきました。
ステッカーを買ったんで、あげましょうか？」＠山本
「おお…。悪いのぉ…。
っていうか、そんなことより、
なんで東京におるんか？」＠Ｗ
「いや、ちょっと東京ってもんに憧れがあったから」＠山本

憧れがあったって…。
寮からほうほうのてい(＠横山漫画)で逃げ出したら、
まずは実家に帰るのが普通やろ。
それをいきなり裏原宿→テレクラ＠新宿って
どんなリレーか。
まじでクソ恐ろしい。

「まあええ。いまから、どうするんか？」＠Ｗ
「何時に仕事が終わるんすか？」＠山本
「７時くらいと思う」＠Ｗ
「じゃあ、それくらいにそっちに行きますよ。
まだ、テレクラの時間もあまっとるし」＠山本
「はあ…。そうか」＠Ｗ
「じゃあ、たのんますね」＠山本

で、仕事が終わった。
この日は研修も佳境に入ったころで、
いつもより遅く、８時近くになった。
研修は多摩センター付近の
京王永山ってことだったはず。
研修を終えて、駅前で待ち合わせ。

そこに小さいカバンひとつをもった山本を発見。
「薄っぺらのボストンバッグ　北へ北へ向かった」(＠とんぼ)
って感じか。

とにかく、なんかしらんが顔が真っ黒。
日焼けサロンで焼いた感じではなく、
太陽の光で小汚く焼けたって感じ。

あんまりたいした飯屋もない(＠永山)ので、
おれらは天屋に入った。
天屋は福岡にはねえ。
今はあるかもしれんけど、
当時はなく、珍しいものだった。

とりあえず、ビールを飲み。
詳しい事情を聞いた。
で、逃げた理由。
「仕事がきつかった」＠山本
とのこと。
なんでも、
毎朝５時に起床。
車を２時間くらいかっ飛ばして、
事務所や工事現場を回っていたらしい。

そのせいか、
今でも山本は朝がクソ早い。
ミスターモーニング(＠合唱の歌)の称号を得とる。
普通に、休みの日でも、
朝８時ころに電話してくるし、
待ち合わせをするときも
「朝９時に天神で」＠山本
などといってくる。
あまりに早いため、
大抵の店が開いてない。

話を戻そう。職場の話。
で、職場の奴も

「クソ好かん」

とのこと。
また、

「同じ寮に泥棒がおる」＠山本

らしい。

「物がなくなるんすよね」＠山本。

まじで
「どんな職場なんかっ」
としか言いようがねえ。

「いいことがひとつもねえから、
今日の朝１番に、
身の回りのものだけもって
飛び出してきましたもんね」＠山本

理由的にはこんなところ。

にしても、
親のコネで入った会社を
無断で朝一番に這々の体で逃げ出すスキル。

「こりゃ、実家に帰ったら、
親父からボコ殴りにされるかもしれん」＠山本

といいながら、なんかしらんがニヤニヤの山本。

「ドラマみたいでしょ」＠山本

全く緊張感がねえ。

「会社とか、親から電話とかないんか」＠Ｗ
「あったけど、電話をとってないっすね」＠Ｙ

関係ねぇってところか。

で、これまでの経緯をざっと話したあと、
すぐさまテレクラ＠新宿の話をしてくる山本。

「とんでもない女と話をした。」＠山本
と、ここでも緊張感のねえ顔。
で、どんな女かというと、以下。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

その女は父親と二人暮し。
その女に彼氏が出来た。
が、その彼氏のことを女の親父が気にいらんらしい。
で、娘と父で大喧嘩。
「家から出て行け」＠親父
ってなったらしいが、、
その女もいく当てもないから、
意地の居座り＠実家。
で、大概は自分の部屋にいるらしいのだが、
親父がいないすきに、
こそっとキッチンに行って、
飯を食ってたようだ。
そんなある日、父がいない間に飯を食おうとキッチンへ。
で、キッチンの炊飯器を開けて愕然。
炊飯器の中に、米が入ってねえ。
クソっと思う暇もない。
米の代わりに、一言だけ書いた紙切れが１枚。

「ただ飯食うな」。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「なんのはなしかっ」＠Ｗ胸中

その話をクソうれしいそうにする山本。

「タダ飯食うなはPUNCHラインかもしれん」＠山本

「っていうか、ＧＡＬの電話番号を
一件でも聞いたりできたんか」＠W

「言葉の壁(＠行方不明)にぶち当たって、玉砕ですよ。
田舎者ってのがすぐばれる。
東京弁を使いこなせんから、
終いには“今日は出張で来た”とか言ってみたけど、
だめやもんね」＠山本

「まじでなんかおまえはっ」

としか言いようがねえ。

で、俺の寮にこそっと忍び込み、
２日ほど泊まって、実家に帰っていった。
「親父には殴られませんでしたよ」＠山本
とクソニヤリ。
恐ろしい男よ。

なにごとも経験は大事。
そこから何を得たかが重要となってくる。
で、その職場で得たことについて山本に聴くと、
「Ｔ工務店が工事をするときの
フェンスの色を見分けられる」＠山本。
なんかそれはっ。他にないんかっ。

たしかに、街中を車で走っていても

「あれはＴ工務店の現場よ」＠山本

などと、クソ威張ってくる。
マジで無駄な知識と言っていいだろう。

とまあ、今日は簡単に逃げて来た男について書いてみた。
あそこで、意地で頑張ってもいいことはなかったかもしれん。
また、逆にいいことがまってたかもしれん。
が、そんときだした結論は、
その時点では、
そいつにとってベストの選択をしているはずだ。
悩んだ挙句の答えだから。
その時点ではそれしかねえってこと。
つぶれる前に逃げるのもひとつ。

が、いまや、山本も立派な社会人になっている。
結婚式でもきちんと「３」を包む。
常識人になったな＞トボケ山本。

今日はそんなところ。
ではまた。

ピース。

NNNNNNNNNNNNNN

以上、過去日記。

で、この山本。
最近、まるで音沙汰がねえ。

年に一度のラップ合宿が開催されていた頃は、
ラッパーでもねえのに、
バカンス気分で合宿に参加。
ただただニヤニヤしよった。

合宿のプロ、という異名を持つ。

にしても、
職場から東京に逃げ出し、

いきなりテレクラ超高速＠YURA

ってのは、マジですげえ話よ。

そういえば、この山本の友達で
大熊ってのがいたが、
コイツもすげえヤツやった。

職場の電話から、ダイヤルQ２

という伝説をもっとる。

しかも、それで上司に怒られ、

「課長が好かん」

を理由に長期休暇。

あれも伝説の男よ。

元気にしてますか？

今日は完全なる手抜きですが、
これで。

ピース。