カテゴリ:趣味の話
夫が、嶽本野ばら著「乙女のトリビア」という本を
娘たちのために買いました。 ところが中を見て、 「イラスト入りだと思ったのに!内容も全然思ってたのと違う!」 と文句を言ってましたが、 著者が嶽本野ばら、雑誌Zipperに連載って時点で、 間違えるほうが悪いのではないでせうか?(野ばらさん風に書いてみた) 夫は嶽本野ばらさんのこと、知らなかったので無理もないけど、 amazonのレビューを見てどこをどう間違えたら、 「少女のための教養本」 みたいなのを想像できるの??? オクテでブランド名も知らない娘たちに通じるわけがない。 返品するかamazonで売るにしても、その前に中身を見てみようかと パラパラめくってみたら、90年前後の頃よく行ってた ラフォーレ原宿の話とか、バブル時代に買ってたギャルソンの話だとか 興味をそそる内容があって、勢いで一気に読みました。 20歳前後のころ、お金はなかったけど古着を組み合わせて 人が着ないような洋服や着こなし方をするのが楽しかったな。 ゴシック系のはしりだったときもあったし、 よく服飾専門学校の学生と間違われたこともありました。 (今では全身ほぼユニクロですが) 懐かしい~という感慨とともに読み進んでいき、 しまいには最後の「原宿の歴史」的な書き下ろしエッセイを 読みながら涙してました。 全然泣くようなお話じゃないですけど(^^;) 涙腺緩くなっているというか、 ちょうど今、私が壁を感じているテーマにドンピシャだったもので。 最後のエッセイだけでもいいから読め!と ピーちゃんに無理やり読ませましたら、 自分の分かるテーマの章は読んだみたいですが、 やっぱり最後の原宿の話が面白かったと言っていました。 「自分らしさを貫こうとすれば、時に反感を買うし 扱いにくいとウザったがられるさ。 ――それでもいいではないですか。 君の人生は誰かの為にあるのではないのですから。 君は君の為に生きればいい。 身勝手と罵られるかもしれないけど、 自分に納得出来ない人が人を納得させられると思う?」 「原宿は東京にしかないけれど、ファッションにしろライフスタイルにしろ、 好きなもの嫌いなもの、必要なものいらないものを自身で考え、 チョイスしていく自主独立の精神と行動力さえあれば、 どんなに田舎に棲んでいようとも、鄙びた商店街しかなく 一番大きな何でも揃うお買い物スポットがダイエーやSEIYUだとしても、 君はそこを原宿に変えられるのですから。」 「こうやって何でもないものを自分の工夫やアイデアで カスタムし毎日を楽しくしちゃえるなら、君は原宿に 行ったことがなくとも自分は立派な原宿の主役だと自慢していい。」 いまは田舎にもイオンみたいな大型ショッピングモールがドンドンできて、 日本全国、平均的なおしゃれが出来る時代になっているけど、 それでもやっぱり原宿みたいな刺激的な町でこそ、 新しいファッションや流行が生まれていって欲しいなと思います。 【送料無料】乙女のトリビア [ 嶽本野ばら ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.01.14 08:04:58
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