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テーマ:ネイティブアメリカン(608)
カテゴリ:ラコタへの旅2010
「プレイリードッグ」
「あっちにもいるよ」 カスター州立公園は野生動物の宝庫。 草原の中で、小さなプレイリードッグが胸の前で両手をあわせて、立ち上がっている。 なんだか、お祈りをしているような姿にもみえる。 いったい、みんなどこを見て祈っているのだろう。 みんな、もう少し手を上にあげていたんだけど・・・ あっちにも、こっちにもたくさんプレイリードッグがいる。 そして時々、アンテロープが歩いていく。 「ジャッカロープはどこにいるの?」 「見たいね」 「何それ?」 「ウサギの頭に角が生えている動物」 「夜行性らしいよ」 「じゃ、今は出てこないね」 「どういう理由で角が生えたんだろうね。角が生えるには理由があるはず」 とひとしきりジャッカロープで盛り上がったけれど、誰かがお店の人に聞いたところによると、「ジャッカロープは実在しない」とのこと。 「な~んだ。見たかったのに」 ぬいぐるみはいろいろ、売っていたのにね。 酔っ払ったカーボーイが見た、幻の動物だったのかな。 ウイスキーが好きだの、人間の声の真似が上手だのって、やっぱり変だよね。 それとも、ウイスキーの香りに引き寄せられて、時々キャンプの火の側にやってくるのかな。そしてちょっと味見をすると、すばやく逃げていくから、ほろ酔い加減の大人たちは誰も捕まえることができないのかもしれない。 でも、すばしこい少年が追いかけて、ジャッカロープの穴に飛び込めば、とてつもなくミラクルな世界が広がるかもしれない。アリスのように。 よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月18日 08時53分24秒
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