カテゴリ:歌謡曲/映画/テレビ
1980年に映画「ザナドゥ (XANADU)」が公開されました。オリビア・ニュートン・ジョンと、ミュージカルスターのジーン・ケリーが共演します。
ジーン・ケリーといえば、大変有名な俳優で、映画「雨に唄えば」の歌と踊りを思い出します。 オリビア・ニュートン・ジョンが歌った「ザナドゥ」ですが、今聴いても、全然古さを感じさせません。 松田聖子さんと河合奈保子さんがTVで一緒に「ザナドゥ」を歌ったことは忘れられません。 「オリビア・ニュートン・ジョン自伝 信じることをやめないで Don't Stop Believin' /著者:オリビア・ニュートン・ジョン/翻訳:中川泉/シンコーミュージックエンタテイメント/2022年6月7日初版発行」には、「ザナドゥ」について色々書かれており、一部を紹介します。 P179~180 1979年になってようやくエージェントから聞かされたのが、素晴らしい楽曲が揃っている企画があって、私は女神(ミューズ)を演じることになるかもしれないというもの。 それが『ザナドゥ』で、台本はシュールで変わっており、新たな領域を切り開くタイプの映画だった。 ”ザナドゥ”という名は、中国元朝の初代皇帝フビライ・ハンが設けた夏の都の名称をそのまま用いていて、イギリスの詩人サミュエル・テイラー・コールリッジによる詩「クーブラ・カーン」で知られていた ー ”クーブラ・カーンはザナドゥに荘厳な歓楽宮の設営を命じた” このミュージカル映画はその元ネタから大きく飛躍していた。カリフォルニアのベニスビーチを席巻し、その後はアメリカ中を巻き込んだローラーディスコの流行を取り上げたものなのだから。 実は進行中のローラーディスコの企画がいくつか競合していたため、『ザナドゥ』の制作陣は先陣を切っての公開を目指していた。 P185~186 ジーン・ケリーはフィオルッチの店でも見事な踊りを披露した。しかも、有名な服飾店内で踊っただけでなく、ローラースケートで滑りもしたのだ。この映画のスケートの場面を、彼が全部自分でこなしたなんて、私には信じられなかった。いや、彼にとっては朝飯前だったのかもしれない。ピッツバーグで育った子どものときから、アイススケートもローラースケートも、どちらも大好きだったということだから。 P188 夏の公開を前に、『ザナドゥ』の曲がシングルカットされた。『グリース』のときのパラマウントと同じ作戦で、これは賢明な判断だった。私が歌うタイトルトラックの「ザナドゥ」、それに「マジック」は、イギリス、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアで大ヒットを記録した。 ーーーーーーーーーーーーー 映画「ザナドゥ (XANADU)」 大俳優のジーン・ケリー。 ジーン・ケリーがローラースケートをしながら店内を回る、有名なシーン。 ↓ 67歳のジーン・ケリーが、笑顔でローラースケートで走りながら演技をした。 ↓ オリビア・ニュートン・ジョン。 ーーーーーーーーーーー 「オリビア・ニュートン・ジョン自伝 信じることをやめないで Don't Stop Believin' /著者:オリビア・ニュートン・ジョン/翻訳:中川泉/シンコーミュージックエンタテイメント/2022年6月7日初版発行」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.09.04 11:26:16
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