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カテゴリ:奥多摩以外のトラウト
今回は大型ニジマスで近年有名になっている箱根早川に行ってきました。ここは河川の傾斜がキツく水源である芦ノ湖から一気に海まで水が流れる関係で河口から近いエリアでも低水温が保たれているという特殊な河川です。漁協がゲームフィッシングに積極的でC&R区間(魚持ち帰り不可、シングルバーブレスフック義務)や餌釣り禁止エリアを設ける等かなり頑張っています。しかし、その積極性故に今回はとんでもない目に遭ってしまいました…
朝6時に釣り場にたったものの、妙に釣り人が多いなと感じました。最初は休日だからかな?と思っていたのですが、入渓点からどんどん釣り下っていっても釣り人の姿が全く途切れないのです。「これは尋常じゃない…何かのイベントをやってるんだ」と気付き近くの釣り人に聞いてみると…なんと本日は多くのメーカーも協賛してる釣り大会の日だったのです!!🤮 まさかこんな事態になるとは思っておらず逃げ場も調べてないですし、何より日釣り券をネット購入済みなので河川替えなど出来ません。 「終わった…俺の今年ラストの渓流釣行は終わった…」 ↓この写真内だけでも10人以上の釣り人がひしめきあってます。いかにもニジマスが溜まりそうなトロ場ではこれ以上の密度になっていて作戦もへったくれもありません。「空いてる場所でやるしかない」それだけです。 私はトラウトが生息していない千葉県民故に自然河川でトラウトゲームを行おうとすると必ず他県への遠征釣行になります。私は決して裕福ではなく動物保護団体に募金支援をしたり自宅で保護猫のお世話もしているのでこういった遠征釣行は(海釣りも含めて)年2、3回が限界です。予定ではトラウト2回、ソルト1回という配分でこの日は2023年最後のトラウト釣行だったのです…😱 とはいえこのまま座してボウズに終わる訳にはいかぬとせめてもの1匹を取るべく奮闘、他の釣り人が手を出さない急流をBUX 6.5gで3分以上もの定点ダウンストリームで粘り気合いで25cm前後のニジマスを引き摺り出しました。当日は晴れていたものの前日は悪天候でかなり冷え込んでいたので多くの魚は堰堤下やトロ場に集まっており早瀬や流心の強い流れに魚が出てくる状況ではありません。事実ほとんどの釣り人は流れの緩くて水深のあるポイントに集中していました。私もそれが正しいと分かっていましたが、混みすぎてどうにも出来ず苦肉の策がこの「強い流れの中での異常にしつこいダウンストリーム」でした。 ↓小ぶりながら綺麗なニジマス。大会監視員の方曰く「自然繁殖モノかもしれない」との事。 ↓流心の流れが1番キツイところから飛び出してきました。脇の流れが緩んだところは既に他の釣り人に叩き尽くされて反応は無し… その後は下りながら他の釣り人が避ける流れの強いポイントをBUX6.5g、リュウキバイブ、ラパラCD3をメインに定点ダウンストリームで攻め続けるものの25cmクラスのヤマメを残念ながらバラシ、せめて最後にもう1匹と思っていたところに良型のウグイがヒットして本日の釣りは終了。釣りに当てられる時間はまだ少し残っていましたが、叩き尽くされた川でこれ以上粘る気力がありません😞 帰り道に咲き誇る花々を見ながらコーヒーを楽しんで少し癒されましたが、「なぜもっと事前調査を綿密にしなかったのか」という後悔は拭いきれませんでした。 ↓25cmクラスの良型ウグイ。サギに襲われたのか尻尾にキズがありました。外道扱いで嫌う人もいますが25cmを超えるクラスはパワーもあって楽しいターゲットです。 ↓不満の残る釣行でしたが、周囲に咲いていた花々に癒されました。 【追記】 渓流まで車で30分!!みたいな環境の方であれば、取り敢えず行って現場で覚えるというスタイルも通用しますが私のように「県を跨いで遠征しない限り釣り場に行けない」「時間や資金の関係で年数回行けるかどうか」という環境にある人は釣り方然り釣り場情報然り事前調査は可能な限り綿密に行いましょう。釣り人にありがちな発想ですが「座学を軽んじてとにかく現場に突貫する俺ってワイルドでかっこいい」というのはお金や時間に不自由していない恵まれた人以外はやめた方が無難。調査不足のせいで貧果に終わったとして「来週またおいで」と「来年またおいで」ではダメージの重さは比較になりません。通うことができないという不利を背負っているなら事前調査を徹底することは絶対です。「俺はワイルドだぜぇ〜なんて余裕をかませる身分ではない」という事を自覚して男らしくなくともカッコ悪くとも事前準備を徹底して行う、それが「持たざる者の宿命」です。その認識が甘いと今回の私のような目に合うので十分に気をつけてください…😞 ↓強い流れでダウンの釣りをする際に無類の強さを誇るスプーンです。独特の湾曲が潜航板のような働きをして浮き上がりにくく作られてます。6.5gはBUXのラインナップにおいて「30cm未満のニジマスでも食いやすいサイズの中では最も重いもの」になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.20 12:51:02
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