テーマ:小学生ママの日記(28664)
カテゴリ:一年生生活
ドモでっす!
![]() 昨日、またもや事件勃発しました…。 って言っても、私にとってってゆーか。 ヘトヘトになりました…。 昨日、昼間に駅前の信用金庫に強盗が入ったそうなんですよ! ![]() で、犯人はナイフを持ったまま逃走中…。 駅前は、パトカー数台来てました。 日テレも来てたから、大きい事件が起こったのか?って思ってたんですけどね…。 学校は午後から懇談会でした。 で、一年生の子供たちは、懇談会後に保護者が連れて帰ることに。 学童の子は学童へ。 それ以外の子たちは学校で何とかするって連絡網があったんです。 で、学校へ行ったら、子供たちは図書室で待ってると。 私は安心して懇談会へ出席しました。 そしたら~。 図書館へ行ったら、今日も預かる予定のトラちゃんがいない! コリラックに聞いたら、先生に名前を呼ばれて外にいるはずだ…と。 慌てて校庭へ探しに。 いない! ![]() で、職員室へ行きました。 隣のクラスの先生と、知り合いのお母さんがいたので、 「トラちゃん知らない?」 と聞きました。 するともう一人の先生が、 「トラちゃんなら集団下校で帰しましたよ。」 「え?!トラちゃんちはお母さんも誰も家にいないんですよ?!鍵も持ってません!」 「え?!でも帰ったんで。」 「どこにですか?」 「だから、家に。集団下校で。」 もう拉致があかない。 「実家のお婆ちゃんちにいるんじゃないの~?」 知り合いのお母さんが言う。 「先生はトラちゃんがリラックちゃんのとこで預かるって知ってるの? 知らないならしょうがないよ。」 「わかった!じゃあ、探してみます。」 私は即トラちゃんの実家(学校の近く)へ電話! 「トラちゃん、そっちに帰ってますか?」 「いや、来てないねぇ~。」(おじいちゃんノンキ… ![]() 「わかりました!すみません! ![]() 私は自分の家に電話しました。 パパが風邪ひいて寝てるはずなんで…。 でも、誰も出ないので、多分寝てるんだろうと。 ってことは来てないよね…。 ![]() 慌ててコリラックを連れて、マンションの前でコリラックを先に帰し、 私はすぐ近くのトラちゃん宅へ走りました。 いない! 児童館は? いない! 仕方無く学校へ行くことにしました。 先生が連れて行ったんだから、連れて行った先生を探すしかないだろう と…。 職員室で、仕切ったという副校長先生と、 さっき会った先生たちがやってきました。 職員室でみんなノンキに何かしゃべってたよ。 私を見て、 「あれ?みつかりませんか~? ![]() その途端PHSが鳴りました。 誰??? 長いなぁ~。 続きはまた明日で~!!! ----------- 「ある女の話:アヤカ」 私がその日絵画教室に行くと、 珍しくタカダくんが絵を描いていた。 先生は、自由に絵を描くアトリエみたいにしてる教室で、 モチーフを置いたり、 テーマを言ったりするだけで、 後は生徒の感性に任せていた。 先生は今は美大の受験生のフォローが忙しいらしくて、 受験さんたちの部屋へ行くことが多い。 私とタカダくんだけが今日は小さな一般用部屋で絵を描いていた。 「う~ん。いいね、いいね!いいよ~! はい、追求!」 そうオジイサンに近い先生はカメラマンのように言って、 足りないとこはもっと影と光を見るように…と言って去って行く。 私はだんだん光が変化していってしまったことで、 今日はもう無理だと判断した。 外が暗い。 や~めた。 「あれ?帰るの?」 「うん。もう今日はこれ以上は無理そう。」 「俺もそう思ってた。 ねえ、良かったらいっしょに帰んない?」 「うん、いいよ。」 正直ちょっと驚いてた。 タカダくんがそんなこと言ってくると思わなかった。 「相変わらず、タカダくんはすごい絵描くね。」 「そう?俺はアヤちゃんの色の感じが結構好き。 何でこういうセツナイ感じ出せんの?」 「何?何かセツナイ?」 私は片付けながら笑った。 タカダくんの筆の使い方とか、センスのがよっぽどスゴイんだけど。 タカダくんは専門に入ってから、もっと技術も身につけた感じがした。 でも、何だろう? 何か惹かれるものがある。 うまく説明できないのがもどかしい位だ。 あ、でも多分、 私は上手く口にできないことを、 絵で描いてるような気がする。 それをタカダくんもしているのかもしれない。 そう思ったことは話さなかったけど、 絵や学校の話をしながら自転車を押して帰った。 学祭の感想とか。 途中で自動販売機があって、 飲物をタカダくんが奢ってくれて、 川辺のベンチで飲むことにした。 「あ~。何か同じ女でもアヤちゃんといると楽。」 「何ソレ?失礼じゃない~?」 ははってタカダくんが笑って、私も笑った。 「ね、彼女できたんだって?」 私がそう言ったら、タカダくんが赤くなった。 「え、あ、うん…。 何?ヨッちゃんから聞いた?エリちゃん? まーいいけど…。」 「そんなのさっきの発言でバレバレじゃん。」 「あ、そっか。 あ~、何か俺ダメだ。マジで。」 「何言ってんの? 何がダメなの?」 「うん、あのさー、誰にも言わないでよ? 何か最近彼女がさ、 俺が彼女のことホントに好きじゃないとかってウルサイんだよ。 俺そういうの、よくわかんねー。」 「淋しいんじゃないの? ちゃんと構ってあげてる~? って、彼氏がいない私が言うのも何だけど。」 「ウッソだ! ヨッちゃんが言ってた。 アヤちゃん、エリちゃんと同じバンドのメンバーとどーこーって。 俺のことばっかズルイじゃん。 教えてよ!」 「えー?! 何で私のことになるの~? だって、たいしたこと何も無いし~。」 「ホントに無いの? 何にも? デートとかしてない? いろいろあるでしょ?」 「じゃあ、タカダくんが教えてくれたら教えてあげるよ!」 「うわっ!ズリぃよ!それ! … ホントに、教えてくれる?」 「タカダくんがいろいろ教えてくれたらね~! 何?何?彼女とどこまで行ったの~?」 「えー、あー、あのさー、 上手くできなかったんだよね。」 はい? 私は一瞬固まってしまった。 てっきりデートどこに?って話かと思ったのに。 そんなの私より先輩じゃん! 「あ、何だよ?引かないでよ! 俺だって、マジで困ってて…。 ってか、やっぱ嫌がったらやめた方がいいよね? 友達がさ、そんなの根性無しだって言うんだよ。 でもさ、俺、そんなムリヤリみたいなのヤダなーって。」 「わー!わー!ごめん!ストップ!ストップ! わかんない! 私マジでわかんない!」 「え…」 タカダくんが固まった。 「ホント?だって、彼氏いたでしょ?」 「いたことあったけど、そこまでしてないって言うか…」 顔が火照ってるのがわかった。 ってか、なぜ私はそんな話をタカダくんにしているのでしょう? 「あ…ゴメン。 ほんと、ゴメン。 変なこと言っちゃって。 でもさ、アヤちゃんがどこまで行ったとか言うから…」 「え、あの… デートどこに行ったかなって。 ごめん。紛らわしい言い方した…」 ぶはは!ってタカダくんが笑い出した。 「やべー、アヤちゃんカワイー!お子チャマ?」 「ムッカつく!デートくらいするでしょ?」 「するよ~。どこまで行ったの?アヤちゃん?」 「…ゆうえんち」 タカダくんがゲラゲラ笑ってた。 「何よー!行かないのー?」 「行くよ!行った!行った! でもさ、思い出したけど、それって、俺たちも行ったよね?」 「あー、行ったね。 みんなで自転車に乗って。 エリんちがフリーパス持ってて。」 「そうそう!ヨッちゃんがトイレに行ってる隙にさ、 呼び出しアナウンスしてもらったじゃん?」 「あはは!迷子です~!ってやつね? 覚えてる!覚えてる! あれ、可笑しかった~! ヨッちゃんがキョトンとしてて!」 二人でその時の思い出をしゃべって、ゲラゲラ笑った。 ふとタカダくんが私の顔を見て止まった。 私も何だか止まった。 でも、タカダくんはすぐに目を逸らした。 「帰ろっか。 アヤちゃん、進展あったら教えてよ。」 「えー。もうヤダよ~! タカダくんこそ、上手くできたら教えてね!」 タカダくんがバツが悪そうな顔をした。 私はとりあえず、何か女の子の立場を考えて言った。 「嫌がったらやらなくて正解だと思う…。」 「でも、我慢できなくなったら?」 「知らない~!自分で考えて!」 「わかんないから聞いてんじゃん!」 「好きだったらやっちゃっても許してくれるよ! きっと!多分!どうかな?」 タカダくんは少し嬉しそうに笑った。 「ありがと、アヤちゃん。言いにくいこと教えてくれて。ごめんな!」 「貸しね!貸し! 今度何かもっといい物奢ってもらおうっと! でもやっちゃったら、フォローしないと嫌われるよ。多分。」 「きっと?」 「どうかな?」 二人で顔を見合わせて、照れ臭くて笑った。 でも、こんな会話できるようになるなんて思ってもみなかった。 ちょっと楽しいし、面白かった。 でも、ちょっと帰ってから、あ~あって。 タカダくんの彼女が羨ましくなった。 あんなふうにいろいろ彼氏が考えてくれてて。 聞いてた通りだ。 ホントだ。 ラブラブじゃん。 それだけなのかな? そうなんだと思う。 あと、置いてかれたような淋しさ。 きっと。 多分。 どうかな… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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