カテゴリ:映画
ドモです!
今日はこれから渋谷に行ってきまっす♪ こちらはイブに実家に配達しに行ったら、 兄が完成させたって言ってたガンプラです! サーフィンに行けないとこんなの作ってますよ… こちらはクリスマスに食べたチキンとケーキ。 もっと盛り付けに気を遣おう…。 「恋のゆくえ」観ました~ 内容は、 ピアノ弾きの兄弟の前に現れたヴォーカル美女との恋のゆくえ… って感じかな~。 ハマった!良かった!!! 少し昔の映画なのに、すっごくオシャレでしたよ~! 曲がジャズ系だからかなぁ~。 コレは大人な恋愛映画だと思いました。 話の内容的には古さを感じません! 服装には古さを感じるけどね。 ヴォーカルのミッシェル・ファイファーが美しかった~♪ 弟のピアニストが、カッコ良くて、渋くてクールだったよ~! (何となく、私が前に書いた小説「ある女:ユナ」の「ヨシカワ」さんの雰囲気を持った人でした!) アウトローな感じ~。 ミッシェルが真っ赤なドレスでピアノの上で歌うとこには、 う~ん、美女じゃなければ許せん歌い方だな! と、思いました。 エンドロールに私の好きな、 「マイファニー・ヴァレンタイン」が流れるところがまたセツナイ! 知ってる曲でもアレンジや歌い方で違うなぁ~。 あ~、観て良かった! ちょっと恋しちゃった気分になりました~。 こういうの大好き! 新作では無いけど、かなりツボにハマった私好みの映画でしたよ~! 良かったら観て下さい! -------- 「ある女の話:アヤカ」 二人乗りのウォータースライダーの列に並んで、 子供みたいに騒いだ。 流れるプールで、浮き輪でチャプチャプ浮かんでて、 それに捕まりながらタカダくんが言う。 「ココはいいよな~。 またあっちに戻んのヤダな~。 俺やっぱこっちのが好きだ~。」 「うん。イナカだし、いろいろすいてるしね。 まあ、今日は混んでるけど。」 「でも、アヤちゃんがいっしょに来てくれるから嬉しいや~。 何かちょっとまだ馴染めなくてね、あの空気に。 休み位、知ってる人がいると落ち着くよ。」 「そうなの? てっきり羽伸ばしてるかと思ってたのにな~。」 「あんまり知り合いもいないし、 しょっちゅう会えるワケじゃないし、 俺みたいなヤツには合わないとこかもね。」 「ふぅ~ん。」 「そのうち慣れるかもしれないけどさ、 今はまだ無理だな。」 「それはツライねぇ~。」 よしよし、って頭を撫でた。 顔を上げたタカダくんの目がジッと私を見てる。 「そんな子犬みたいな目で見ないでぇ~。」 少年なんだか大人なんだか、 微妙な表情をするんだな…って思った。 タカダくんが浮き輪の下から腰に手をまわして、 水着の私の体を抱き寄せる。 「俺、家に帰るの嫌になりそう。」 「何で?」 「俺だけ?」 「ううん。そんなこと無いよ。 私もいっしょにいたいし。」 親がいる自宅に帰ると離れなきゃいけないもんね。 私もそう思ってた。 タカダくんがニヤっと満足そうに笑った。 「あー、やっべ。 アヤちゃん、カワイ過ぎ。 もう俺をそんなに誘惑しないで~。」 何言ってんの~! って、水かけたら、水をかけられた。 う~、日焼け止め落ちる。 絶対焼ける。 「女って大変だね~。」 ふふんって笑って、タカダくんはスイスイ人を掻き分けて泳いで行ってしまった。 も~、何考えてるんだか、 さっぱりわからん。 真剣に見てるかと思ったら、 目逸らして茶化すんだから。 翌日、タカダくんはヨッちゃんたち男同士で遊びに行ってしまった。 私は旅行準備。 エリとも久々に飲みに行った。 合流。 タカダくんはこっちにいるとすごく楽しそうだった。 タカダくんの住む街に着くと、 何だかこっちよりすごく暑い気がした。 ゴールデンウィークより、お盆が終わったからか、 人がいっぱいだった。 確かに、この街は息苦しい。 人も多いし、ゴミゴミしてて、 暑さが加わったせいか、 みんなイライラしてる気がしたし、 歩くだけでも疲れた。 合って無いって言うのもわかる気がする。 それでも、タカダくんの部屋だけは、 タカダくんが住んでいるからか、 自分のいた場所と同じ空気を感じた。 タカダくんが会社に行ってる間、 私は電車に乗って、 雑誌に載ってる店を探しに行ったりして過ごした。 一人で部屋に戻る。 専業主婦ってこんな感じ? 夜タカダくんが帰ってくると、 作っておいた料理を見て、タカダくんが嬉しそうな顔をする。 「すっげー! 手作りがありがたい!!!」 「数少ない作れるものの一つです。」 タカダくんが、 うめーうめー!って言いながら、美味しそうに食べてくれる。 私はあまり手が込んだ物は作れないけど、 今日だけは、本で見て覚えてきた料理を披露した。 ここの台所がコンロ一つだったので、 レンジを使ったりして大変だった。 そのせいか、 タカダくんが美味しそうに食べてくれる姿が嬉しい。 この前、お父さんに出したら、 ソースかけられたし。 私の味覚が変なのかと思ったけど、 母親は美味しいって言ってたから、 どっちが正しいのか正直不安だった。 二人で食べて、 昔、エリの家にいた時みたいに、 絵を描いたり、テレビ見たり、ゲームしたりして過ごした。 有休も足したけど、明日には帰らないといけない。 淋しい。 「ねー、アヤちゃん。」 「ん~。」 クーラーをつけて床に二人で転がる。 暑さにバテてるのか体がダルい。 私はタカダくんの手に触れていて、 手相って人によって違うんだな~なんて、 ぼんやり眺めていた。 「なあに?」 「このままずっとここにいてよ。」 隣で寝転んでるタカダくんの顔を見る。 タカダくんがこっちを見ていて、 目が、本気だって言ってた。 どこかで風鈴の音が聞こえた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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