学校なんていらない～不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記『能登半島一周』『津軽海峡夏景色』

続いて平和公園へ。
平和の泉側の入口が工事かなにかで入っていけなかったので、ぐるっと回って別の入口からいこうとしたら、例によって急坂。
峠でもないのに自転車を押してくることになってしまったちゃりこ……悔しそう…

有名な平和祈念像。
天を指す右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は永遠の平和を……

修学旅行生が来ていた。静岡かららしい。女の子が私達の写真を撮ってくれた。

続いて、浦上天主堂へ。

そして、もうわかった……
私の足の違和感……

だめだ。恥ずかしい。できれば、書きたくない。でも、隠蔽はだめだ……

「ねえ、ちゃりこ、おとうさんなあ、旅館で、違う人の靴を履いてきちゃったみたいだ…」

一瞬のポカーン…

「ありえない！ … 今までで、最ドジでしょ！」

もちろん、返す言葉もない。朝、旅館を出てくるときに、ちゃりこの靴のとなりにあった、黒い靴をただ履いてきただけで、色は似てるし、サイズも同じくらいだったし、歩くよりもペダルをこいでいる時間が長いからとか、そんな言い訳は「いじめとは認識してませんでした」なんて言ってる教師や教育委員会と同じだ。

「どうするのよ？」

「…取り替えてくるよ。間違えられた人も困ってるだろうし…」

平和に対する厳粛な気持ちも、吹っ飛んでしまったかんじだ。