カテゴリ:教育、子育て、自転車旅行
12時、東かがわ市に入り、二級河川をいくつか渡る。
炎天下。 暑い。 コンビニでの昼食をさっとすませ、先を急ぐ。 ちゃりこが面白いパンを食べていたな。 「ぼうしのみみ」とかいうやつ。あまり本州で見たことないけどな。 ひたすら11号線をいく。 大川河口から瀬戸内海に臨むところは絶景だったな。 引田トンネルをくぐると… 1時半、徳島県入り。 これまでの自転車旅行で走って県境を越えたのって、富山の氷見から石川の七尾に行ったときと、和歌山の新宮から三重の紀宝町に行ったときだけかな? 青森と北海道のときは一つの県・道で旅行が完結していたから。 走りながら、頭の上の道路標識を指さして 「ちゃりこ、とくしま、と・く・し・ま~」 って後ろを走るちゃりこに向かって大声を出したけれど、あまりノってきてくれなかったな。 左手はずっと海が見える。 瀬戸内海が見える。 穏やかな海だ。 でも、瀬戸内の東側の海は、開発された海、そんな雰囲気もある。 左手、路肩がふくらんで、“うずしおロマンチック街道彫刻公園”となっていたので、ちょっと寄り道。 白い石をお城の石垣のように積み上げてできた円錐形のモニュメントが二つ。 細くて背の高いのは三メートルくらいの高さかな。 横に広くて背が低いのは私と同じくらいの高さだ。 このまま、国道からはずれて細い道を海沿いにお散歩できる街道のようだ。 車を停めていたおじさんたちに写真を撮ってもらう。 「どこから来たの」と訊かれる。 ちゃりこが答えている。 「東京から電車できて、高松から走り始めたばかりです」 「どこまで行くの?」 「足摺岬までで、そこから先はまだわからないんですけど」 「そうか、暑いから気をつけてな、頑張ってな」 任せておけば大丈夫。初めて能登半島を走った頃は話しかけられても、あまり上手く説明できなかったものなあ… おじさんたちはニコニコしながら 「おとうさんも頑張って」と言ってくれた。 私達は11号線に戻る。 「おとうさんも頑張って、なんて言われたら、旅行記に『おとうさんには頑張ってって言ってくれないの~』って書けなくなっちゃうじゃないね」 「もう、どっちなのよ。言ってほしいの、ほしくないの?」 「…微妙なお年頃なんだよ…」 「……ふ~ん、くだらない……」 すぐにロマンチック街道も11号に合流し、正面と左手に海を感じる形で私達の自転車は進む。 右手には小高い丘陵があったり、緑が繁っていたり、商店が並んでいたり… 車の量は少ない。 空は青い。 海も青い。 風を切る。 そう、 また、夏の自転車旅行を 実感する… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年10月24日 12時16分43秒
コメント(0) | コメントを書く |
|