テーマ:野球のトリビア(237)
カテゴリ:野球
来季から北の大地へと本拠を移す地味系球団が、
このオフに限っては、やたらと話題を振りまいている。 らしくないじゃないか、日本ハム。 では、思いつくままにその動きを追ってみよう。 <元メッツの新庄を一本釣り> 守備力と話題力を併せ持つ、宇宙貴公子。 その経済効果は200億円とも言われる。 入団が有力視されていた横浜、ロッテの相次ぐ断念が、 日ハム入りをアシストしたような感じ。入団の決め手が、 「最初にオファーをくれた球団」だっただけに、 「本人は在京球団を希望しているから」という理由で、 早々に獲得を諦めたオリックスはもったいなかった。 <浦学の須永を強行指名> ドラフト前は「読売以外なら社会人に」と頑なな姿勢を 貫いていたが、指名後はあっさりと態度を軟化。 紙面には「グラリ」なんて文字が躍る今日この頃である。 日ハムは、どうやら提携関係にあるDバックスへの 留学手形をチラつかせているらしい。 <大型補強へ見境なし> その他、退団の噂を聞きつけるや飛びついた大物は数知れず。 松井稼が五輪の魅力に負けそうになると、争奪戦への参戦を ほのめかし、村松との交渉では、どこよりも金を積み上げた。 10月の段階では、ローズの調査も行っていたようだ。 ……その金は、一体どこから工面するつもりだったんだ? 違う、違うよ。日ハムは、そんな球団じゃなかったはずだ。 もっと地味~な感じが素敵なチームだっただろう。 <横浜からの新戦力> 日ハムはこのオフ、横浜から金銭で中島、野中とトレードで 横山を獲得。中島といえば強肩だけがウリのネタ系捕手。 星野のボールを素手でキャッチしたという伝説も懐かしい。 一方、横山は“大魔神の後継者”と期待されながら、 メンタルの問題でチャンスを逃し続けてきた感がある。 1999年のオフには「来年、結果を残したら、22番を下さい」と 宣言したものの、あえなく不発に終わった。 ……日ハムは、金や20歳の有望株と引き換えに、 パ・リーグを濃くしようと考えているに違いない。 <揺れるマスコット問題> はたして“桃色珍獣”ファイティーはどうなってしまうのか? 札幌移転に伴う新マスコットの発表から勃発した ファイティー絶滅問題。先日、一応の結果が下り、 来季は東京ドーム限定で出番をもらえることになった。 因みに、新マスコットの名前はまだ決まっていない。 ……ネット上では「エロズリー」と呼ばれているが。 <札幌ドームに洗濯機を> 日ハム選手会は、来季から本拠となる札幌ドームのベンチ裏に 自前の「コインランドリー」を設置したいと考えているようだ。 元選手会長の岩本は「練習とか試合中に洗濯機を回しておけば 楽になる。皆で金を出しあって洗濯機を買って、 置かしてもらえないか交渉したい」と真剣に訴えていた。 うんうん、これだよ。この貧乏臭さこそが日ハムだよ。 <札幌での住宅に苦悩する微妙な選手たち> 新天地での生活に中堅選手らは戸惑っている。 何しろ、2軍は千葉の鎌ヶ谷に残るのだ。 それゆえ、安心してマンションを借りることができない。 岩本などは「ホテル暮らしで様子を見ながら生活することに なりそうだ」とコメントしていた。 ……うみゅ~。後ろ向きだが、お説ごもっとも。 新選手会長の小笠原には理解できないキ・モ・チ。 <阿久根に“いい人査定”> かつて、アマ時代に朴賛浩から本塁打を打った男が、 わけのわからん査定で100万円のボーナスを勝ち取った。 なんと、それは新庄に対して快く背番号1を譲った分の 手当てなのだという。 「新庄さんならいいじゃないですか。奥さんとも、 1は細いから、僕にはあまり合わないかなと言っていた。 丸い数字(結局9になった)がよかったので」 フォローもバッチリ。 それを聞いた新庄、関係者から阿久根の電話番号を聞き、 感謝の意を伝えたのだという。 因みに、阿久根は動物にも優しい。 1999年にはヤンバルクイナなどの希少種の保存のため、 1盗塁につき1万円を寄付するという誓いを立てている。 ……この際、プロ入りして盗塁0ってのは、忘れておこう。 大事なのは、気持ちだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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