テーマ:スポーツあれこれ(11383)
カテゴリ:混合
『ドラゴンクエスト』シリーズには、
「バシルーラ」なる呪文がある。 モンスターや仲間をどこか遠くへ吹っ飛ばす。 行先はランダム。今回は、そんなお話である。 対楽天3連戦の中日、延長12回引き分け。 4回、先発の中山が突如5つの四球、 押し出しで2点を失ったものの、 よくぞ追いつき、最後まで守り抜いてくれた。 苦手な敵地での延長戦でこの結果なら、御の字だろう。 本柳、菊地原、川越、加藤、山口……。 中継ぎ陣に乾~杯。 それにしても、随分な長丁場であった。 今季、NPBが定めている目標試合時間が3時間6分。 7月9日現在、球界の平均試合時間が3時間10分。 そんな中、昨日は4時間48分。 ……地球に優しくない。 4時間48分というと、先日のウインブルドン男子決勝。 ロジャー・フェデラーvs.ラファエル・ナダル。 世界ランキング1位と2位の対決は、 歴史に残る名勝負となった。 同大会6連覇を目指す“芝の覇者”フェデラー。 対する“クレーの王者”ナダルは、 過去2年とも準優勝に終わっている。 結果から書くと、ナダルが悲願の大会初優勝。 サッカーのEURO2008に続き、またもスペインだ。 松岡修造によると、勝負を面白くしたのは“雨”だった。 ○ 試合開始が雨のため、30分遅れる。 ○ ナダル、2セットを先行! ○ 雨で90分ほど中断。 ○ フェデラーが2セットを取り返す! ○ 雨で25分ほど中断。 ○ 今度はナダルが流れを掴み、勝利! 世界最高峰の技術、駆け引き、身体能力。 そして、その微妙なパワーバランスを乱す雨。 来年からは、自動開閉式の屋根が 取り付けられることになっているセンターコート。 このような試合展開は今年が最後でもあった。 しかし、気になることがある。 この名勝負の興奮を最後まで楽しめた 視聴者がどれだけいたのか。 翌朝は月曜日。 放送が始まったのは、日曜日の22時頃から。 そこから試合時間4時間48分、中断が2時間半近く。 ……終わったのが、朝の6時とかよ? おそらく、TVの前ではこんな葛藤が 繰り広げられていたのだろう。 ⇒ 襲って来る睡魔。 ⇒ 試合はいつ再開されるかわからない。 ⇒ 月曜日からの仕事が心配になる。 ⇒ もうダメだ、録画しよう。……ガクッ。 ⇒ 朝、結末が映っていない。4時半の時点で 教育テレビへの引き継ぎがテロップされている。 ⇒ 嘘ォォォォォ、高校野球対応? あァ、残念なことで。 どうでもいいが、ナダルってば、 どうして優勝カップをかじっているのかね。 やはり、金メダリストの影響なのだろうか? 因みに、近年は日本人の間でもメダルをかじる選手が 増えているが、誰が始めたものなのか? 調べてみると、どうも柔道の野村忠宏という説が まことしやかに囁かれている。しかし……。 その野村のブログに、真実は書かれていた。 実は、これを日本人で初めてやった人物は、他にいる。 1996年アトランタ五輪。 この時、日本男子は有力選手が次々と敗退していた。 その中で、最初に金メダルを獲得したのが、 中村兼三という選手だった。 代表の中では地味な存在だった中村。 当時、まだ無名だった野村にとって、 彼は『ジミーズ』の兄貴分だった。 選手村で配られた速報新聞を見ると、 メダルをかじっている姿が地味に掲載されている。 そこで、弟分は言ったそうな。 「僕も優勝して、メダル噛みます!」と、 そして、宣言通りのパフォーマンス。 これが何故か大きく取り上げられた、 ということらしい。 つまり、元祖は中村。 中村もまた外国人の真似をしただけだそうだが。 金メダリストというと、水泳の全米選手権。 元世界記録保持者のブレンダン・ハンセンが、 200メートル平泳ぎでまさかの代表落ち。 現地の実況があんまりなことを言っていた。 「北島サイドは、ハンセンのことを “チキンハート”と呼んでいます!」 思えばアテネ五輪でも、 勝負を分けたのはハートの強さだった。 同じ全米選手権、女子100メートル自由形。 この花形競技でも、信じられない結末が待っていた。 優勝したのは、なんと41歳のダラ・トーレス。 アテネ五輪銅メダルのナタリー・コグリンとの 競り合いを制しての勝利だった。 このトーレス、五輪出場は実に5回目。 1984年ロサンゼルス、1988年ソウル、 1992年バルセロナ、2000年シドニー、 そして2008年北京。 どんだけ飛び石だよ、と。 しかも、今まで年齢別のマスターズ水泳を 楽しんでいたような人が、今回、自己記録更新だって。 更に驚くべきは、一昨年に娘を出産している点。 ……ということは、39歳での出産? その後、子育てをしながらこの快挙? ママは強いね。 ……。 さァ、まるでバシルーラのように 話題が跳びまくった今回の日記、これにて終了。 Please crick here !! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|