テーマ:プロ野球全般。(13223)
カテゴリ:青波
週末、阪神とのOP戦が行われた。
1試合目が1対11の炎上パーティー。 2試合目が5対0の収穫祭。 一体、どちらが本当の姿なのか、 戦力を自分なりに分析してみることにした。 <投手陣> 去年は“投壊”によって最下位まで転落。 特に中継ぎは登板過多と炎上の悪循環を繰り返し、 シーズン終盤は先発の負担が大きくなった。 結果、投球数は激増。今季への影響が心配される。 その先発だが、候補は以下の通りだ。 ◎金子(安定感抜群。不安は去年の酷使だが……) ○山本(シーズン後半に息切れする傾向あるが、2桁期待) ○近藤(去年は肩痛が出て9勝12敗。Hに強くEに弱い) ○岸田(雨男で怪我がちだが、安定感抜群。去年は2桁) ◎木佐貫(かつての野田みたいな飛躍を期待。精神面が鍵) まァ、この5人は磐石だと思うのだ。 日曜日も金子、山本、近藤が無失点の投球。 問題は、この後に続く第6の男である。 △平野(才能は凄まじいが、基本的に悪いことの方が多い) △伊原(貴重な左腕。招き猫投法は開花するか) ×中山(光るものはあるが、制球悪く安定感皆無) ×光原(新人時代に7勝しているが、実は防御率5点台) ×小松(構想上は抑えだが、敢えて。こちらも直球が課題) 平野なァ……。 調整遅れとは聞いていたが、土曜日の試合は酷すぎた。 直球、変化球、制球、全てが悪かったが、 やはり深刻なのは直球の質だろう。 好調時は少々コースが甘くても打たれやしないのだが、 この試合はまァ、パカスカパカスカと。 あれでは中継ぎ起用もできまい。二軍でスタートか。 中山も相変わらずのストレスフル投法……。 深刻なのは小松だ。 投球のコツを忘れてしまったような状態が、 もう1年近くも続いているのだ。 本人も、周囲も、どこをどう戻せばいいのか、 明確な答えを未だ導き出せていない。 あがきながら、何かの偶然で思い出すしかないが、 それはいつ訪れるのか……。 もしかしたら、最終的に第6の男は、 中継ぎの中から出てくるかもしれない。 では、その中継ぎに話題を移そう。 ○香月(勝ち試合限定で登板させたい。昨季は異常) △菊地原(タフネス左腕も流石に経年劣化か?) △清水(左殺しに特化した起用をすれば輝けるはず) △大久保(数字はまずまずだが、何故か印象は良くない) △本柳(二軍で頑張ったが、一軍ではボロボロだった) ×吉野(昨季は出番激減。旬は過ぎてしまったか) さァ、ここまでが去年までの面子である。 年齢的にも、登板数的にも、 そろそろ血を入れ替えないと厳しい時期に来ている。 そこで、新戦力候補となるのが以下だ。 ◎延江(ボールの回転が汚い変則左腕。期待大) ○古川(実戦派。シーズンが進むにつれ成長するだろう) ○阿南(社会人での成績を見るに安定感がありそう) △西川(岡田監督も唸った直球。制球はどうか) △西(昨季は高卒新人ながら一軍で3試合無失点) △比嘉(出遅れているが、最も即戦力の匂いが漂う) ×仁藤(サイドからの快速球が武器だが、病に……) 印は報道の多さ=期待度を示したもの。 比嘉と西が出遅れているようなのだが、 どの程度の故障なのかが気になるところである。 あとは仁藤。昨季は開幕一軍入りしながら、 過敏性腸症候群に悩まされたと聞く。 体調はどれくらい戻ってきたのか。 今キャンプではほとんど名前を見ていないが……。 この通り、数はいる。 新陳代謝と適材適所。この2つが上手くできたとき、 オリックスは強固なブルペンを手に入れられるだろう。 ところが、見えないのは抑え。 △加藤(一昨年のセーブ王も、自慢の直球に翳り) △レスター(直球に魅力も、クイックや決め球は大丈夫?) つまり、加藤が復活するか、レスターが化けるか。 決め手がない。まして小松など。 候補者が全員ダメだった。その可能性は低くない。 岡田監督はどんな対処をするだろうか? 最終的には全くの別人が守護神になっているかもしれない。 キャンプ前は「比嘉?」とも思ったのだが。 いずれにしろ、3~4月は手探り。 勝利の方程式を模索することになりそうだ。 早期に解決できればAクラスは間違いないと思うが……。 最後に、甲斐と新人の山田について。 甲斐は昨季、指先に腫瘍ができてしまい、 夏場まで投げ込めなかったそうだが、期待は大きい。 今季中の一軍入りを実現させて欲しい。 山田は内海2世と呼ばれる左腕で、 こちらも将来性は高いと見る。 酒井二軍投手コーチ、小林育成コーチの手腕に期待したい。 長くなってきたので、野手編は次回に。 Please crick here !! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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