お子様達よ。
ゲームや漫画の様に現実を生きられると思ったら
痛い目に遭うぜ?
マジソンズ博覧会 様
にて興味深い記事を見付けました。
興味深い、と言うのは自分だけかも知れませんが。
以前御紹介致しました
フィルム・ノワールの古典的傑作、
『狩人の夜』
(原題;The Night of the Hunter)1955
The Night of the Hunter(1955)~IMDb
~from the novel by Davis Grubb~
この作品に於ける
ロバ-ト・ミッチャムさん演じる
狂気の伝道師・連続殺人犯
”Harry Powell(ハリー・パウエル)”
(両手の指に
「L-O-V-E」と「H-A-T-E」
の刺青をしている。)
にモデルがいた事を。
『Harry Powers(ハリー・パワーズ)』の偽名を持っていた
『Herman Drenth(ハーマン・ドレンス)』。
殺人博物館~ハーマン・ドレンス
英語版Wikipediaより。
↓
何故だか、非常に不思議な気分である。
それは、”架空”と思われていた
『残忍で強烈なキャラクター』
が実はモデルがおり、
尚且つ、
それ以上に残忍であったのだから。
以下、記事より抜粋。
○ 典型的な「ロンリー・ハート・キラー」で、孤独な中年女性を
自宅の手製のガス室に送り込んで殺害。
○被害者は”50人”とも言われるが正式には判っていない。
○ 1931年、事件の発覚&逮捕時、ある一人の未亡人及び
その二人の娘・一人の息子も消息を断った事から警察が動いた。
○ 庭から未亡人の三人の子供、及び別件の女性の遺体を発見。
○ 部屋から大量の女性物の装飾品が押収。(一人・二人の数では無い)
○ ドレンス曰く、
『5人殺した事を認めているから他に
”50人”殺した処で大した違いは無いでしょう?』
○ 他の犠牲者の遺体は現在も発見されていない。
○ 5件の殺人で有罪判決。
1932年 3月18日、絞首刑執行。
映画等はエンタテインメント性を出す為に誇張しがちだが
本当は実際に起こっている事件の方が
凄惨且つ、恐ろしい。
『狩人の夜』の
”ハリー・パウエル”のキャラクター造形は
後の映画作品にも多大な影響を与えている。
一番判りやすいのが
『恐怖の岬』(Original原題は『Cape Fear』)
のRemake版
『ケープ・フィアー』(原題;Cape Fear)1991
<Original>
<Remake>
で、
逆恨みをする性犯罪者、Max Cady(デニーロさん)が
「JUSTICE」「TRUTH」
という文字が左右に入った十字架の刺青を背中に彫っている。
<同作品にカメオ出演もしている
ミッチャムさんの『狩人の夜』を基にしている>
<グレゴリー・ペックさん、ミッチャムさん、
マーティン・バルサムさんの
Original作品の出演者は”全くの正反対の役”でカメオ出演。>
『狩人の夜』の監督は
チャールズ・ロートン(Charles Laughton)さん
<1899年7月1日~1962年12月15日>
因みにImdbに拠るとノンクレジットながら、
ロバ-ト・ミッチャムさんも監督を少ししていた様です。
俳優としても
H・G・ウェルズ氏の
『モロー博士の島』(原題;The Island of Dr. Moreau)
の最初の映画化、
『獣人島』(原題;Island of Lost Souls)1933
にもモロー博士役で出演。
1933年、『ヘンリー八世の私生活』にて
アカデミー主演男優賞に輝く。
(原題;The Private Life of Henry VIII.)<ヘンリー8世役>
<1935年『戦艦バウンティ号の叛乱』でもノミニー。>
この様な傑作を作り上げたのにも拘らず、
”これ一本”
のみしか監督をしなかったと言うのが
実に悔やまれる。
(理由は当時の評価が不評だった為の様。)
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