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テーマ:水系ペットのお話(2827)
カテゴリ:鳥
久しぶりに水鳥仲間からのメール。
2006年に依頼があって現地調査と対策案を出した場所にいるアヒルについて 何件もの問い合わせの来ているとのこと。 あの時は、こんな対策を提案しました。 (2006年8月水戸市千波湖のアヒルのケース参照) 今回は、水鳥に詳しい方が 何度か状況を報告してくださった上で 保護と治療が必要な時期を相談されたとのことで 野鳥の診療ができる病院・施設と アヒルを含めた家禽など 飼い鳥を診てもらえる病院をお知らせしました。 でも、相談対象のアヒルは、どうも老化による 運動量の低下、動きのぎこちなさのよう。 だったら、見守るのが一番ではないかと思います。 ********************** 獣医さんに見てもらうかどうかですが ケージに入れられていない、自由な状態で ご飯はもらえるし、仲間もいるのだから 保護する方がアヒルにとって負担だろうと思います。 相談された方が心配される 「手遅れ」という言葉は当てはまらないでしょう。 大けがをした時に 手当てが遅れて死んでしまったら「手遅れ」ですが 老衰なら、立てなくなったり、食べられなくなっても それは時間の問題。 いつかは「その時」が来るのです。 在宅医療の効果が認識されているように 住み慣れた場所での生の終え方は 一番いいのではないかと思います。 捕まえられる恐怖、病院での検査や手当の恐怖の方が 少しでも長く「生かす」意義より重いはず。 たくさんの人に思ってもらえるなら そのまま見守ることがいいと思います。 無理に手を出さないことが アヒルさんの穏やかな終焉に繋がるでしょう。 (私からの回答抜粋) ***************************** 数は哺乳類に比べれば圧倒的に少ないけど、 アヒルや鶏も捨てられるケースが多いペットです。 大抵は、雛のうちに買ってきたものの 大きくなって鳴き声などの苦情が出て 公園に置き去りにしてしまうもの。 そういう鳥たちが 時には野鳥と交雑したり 逃げたり捨てられたりしたインコなどが 日本の気候に順応して繁殖てしまう問題も起きています。 それは、生態系にまで影響する深刻なこと。 飼うなら、最期まできちんと看取る。 鳥も、猫も、犬も、同じです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月04日 16時14分32秒
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