ポターのように
「なつみずたんぼ」で1番重要な時期といえば小型の渡り鳥が通る8月下旬から9月下旬のひと月。この時期に安全な開水面を確保するために頑張るわけです。この大切な時期に、春から手を入れてきた田んぼが地主さんが変わったことで使えなくなりました。何も知らされないまま出かけた日曜日体調が良くなかったので作業はせず水量の確認だけと思ったら取水口のところで準絶滅危惧種のダルマガエルが2匹、死んでいるのを発見。1匹なら、捕食者に捕られそうになって致命傷を負ったまま逃げ出したのかとも思うけど2匹となると・・・しかも特に外傷も見当たらないとなると・・・翌日知ったのは、新しい地主さんが除草剤が大量に撒いたこと。心配になって見にいくと実験的に植えていたトウモロコシやカボチャホップは除草剤がかかったらしく枯れ始めてました。作りかけのまま用水路からの水が入る時期になりかろうじて持ち堪えていた「畦」もどきの土手が一部決壊して自生していた菊芋の群生地が水浸し。水に弱い菊芋、これでは収穫は無理です。植物が枯れるのは当然としてもダルマガエルにそれほどの影響が出ていることを考えると水中昆虫はもっと大量に死んだでしょう。なんだか、生き物たちのために楽園を整備したはずが誘い込んでおいて毒で殺すような結果になってしまいとても辛いです。ピーターラビットシリーズの著者である絵本作家のポターは自然保護のために土地を購入していたそうですがやっぱり所有地で思うような保護場所を作らないと生き物たちを守れない世の中なのだと思います。ふぅ、お金持ちになりたい。にほんブログ村にほんブログ村