ほどなく蛇の腹に入り込む

ペットボトル片手に歩きながら 蛇の腹の中で煎餅をかじる

茶煎餅をかじるお相手

唐辛子煎餅をかじるわたし

道行く人も 車道を勝手気ままに歩いているから

ここは日本ではないのではないか と錯覚しそうになる

のちほどお団子を食べる予定も有り と 嬉しい宣告を受ける

余談だが…

実はわたしは 昔から 『 歩きながら飲む 』 ということができないｗ

缶からでもペットボトルからでも 立ち止まらないと飲むことができないｗ

そのことに お相手は気付いていただろうか…



蛇の腹を抜けて おばけに会いにゆく

かつては確かにおばけにふさわしい場所だったのだろう

なにやら新しい建物がこれでもか とばかりに林立している場所だったが

ところどころに残る古い家は どれもみな個性的で

小説の舞台になりそうな家ばかりだった