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2020.09.03
カテゴリ：林業
ニギニギ通信
 夏空に映える神室連峰 とうてい１５００ｍに満たない山域とは思えない凄みがあります。 今回は神室本山から更に最奥部に、登山道刈で足を踏み入れました。 素晴らしい仕事となり、いまだに感動が身体の髄に残っています。👍 ⭐ 神室最奥部への刈り払いは、私が今夏から林業フリーになって、即の初仕事だったのですが、その後３８．５度の高熱にうなされました。 熱中症にかかったんだね ようやく その熱も冷めた８月最終週末 岩手県遠野市で開かれた林業シンポジウムに行ってきました。  講師・パネラー 田中淳夫氏 森林ジャーナリスト 清和研二氏 東北大名誉教授 真坂一彦氏 岩手大学教授 田中氏は著書 ❜絶望の林業❜にて きれい事でない今の林業のどうしようもない現状を書き連ね⇓  一冊丸々 林業の絶望的な現状 希望への道は 僅か数ページ 清和教授は自然の摂理に合った林業を提示し、単純な杉やヒノキ等の単相林に頼る慣行林業から脱却した、多種共存の森つくりを掲げていました。 清和教授は何より、林業やるヒトはもっと、森を見て、生えている樹木のことをもっと知りなさいと、問うてきました。 これはかなり強い言葉でした。 私はそう感じた 真坂教授は違う角度で、地域の持つ可能性の事例を挙げてくれました。 例えば 青森某所の漆蜂蜜⁉️ とか キハダという高級漢方木から お酒のジンを編みだす北海道の会社とか… 逆説的に 都会のど真ん中で採れる ❜銀座はちみつ❜ とか… 真坂教授は ❜供給地が供給地のままではいけないんだ❜ この言葉も 私には響いたのでした。 この日 あえりあ遠野という立派なホールに集まった林業を良くしたい、と思っている人たち こんなに内容ある４時間に及ぶ講演 有名講師で無料⁉️ 講演の最後に 絶望の林業・著者 田中淳夫氏が言いました。 ❜ 私はこの本の中で、絶望的現状を露わにし、次に光明への一手を投じました。 しかし いまだにボールは投げ帰ってきておりません。 そろそろ 現役林業家の皆さん 動き出してくださいよ❜ ※氏が述べた言葉を 私自身の受け取り方でここに記述しております ありのままの言葉ではありません ⭐ 講師陣の新しい言葉は、知的好奇心を満たしてくれる。 なった気にさせてくれる 別の解釈をすれば ❜出来た気になる❜⁉️ そう あえりあ遠野を一歩出て、講義内容に満足しているだけでは主催者側の趣旨には全く応えてない 映画館で 勧善懲悪的なハリウッドアクション系を見た直後に、街を肩で風切って歩く あの感じと一緒だ。 俺は 今後 やりたい林業に向けて 何をすればいい！？ 翌日は このシンポジウムの流れで、野外でのフィールドワークも行われて、当初はそちらにも参加する予定でいた が、しかし 同時刻  遠野で 木質バイオマス事業を展開する友人の会社へ行っていた。  オーストリアまで出向いて 本当の効率化林業を見た男 森を知り尽くしたフォレスターという存在 その本場フォレスターを遠野まで引っ張ってきて 既まで 理想的な林業推進化までこぎつけた男（昨今のコロナ騒動でそれは白紙となってしまう） 私は彼に会っていた。数年ぶりの再会だ。 大事なのは実行力だ。 同時に ある思いが 根底に絶対あるべきだとも再認識したのだよ  自宅に帰って、すぐ裏の雑木林 まず ここに手を入れる おそらくしばらく放置されて猛烈なヤブであろう。 この林を 持続可能で 多様性に富んだ 楽しい空間に変えます。 とにかく 実践あるのみです。 この雑木林が 私のスタートとなります。 大規模な 大型重機を使うばかりが林業じゃない いい森作りのスタートです。 林業フリーランスだから出来る発想 自由さ 当然ながら山主には許可をえていますが、もちろん私の収入はありません。 無償なのに、なぜできる？ そこに ❜ 愛 ❜があるからだ。 熱源は そこに 鷹やフクロウが飛び 地面に優秀な食菌が生える 誰が歩いても気持ち良いような いい森が作りたい 自分が好きなことをしたい！ そのことへの❜ 愛 ❜のみです。 やるのか やらないのか 惜しくも亡くなった C W ニコルが 黒姫山の麓の荒廃森から 理想的な生態系の森へと換えた ❜アファンの森❜ このアファンの森を手掛けたのは彼が46歳のときでした。 東日本大震災のとき 宮城県 東松島町に 森の学校を創設する際 町の役所に問うたのは ❜ やるのか やらないのか ❜ ただこの言葉だけでした。 ❜ 愛 ❜ 奇しくも 林業界を革新的転換へ突き動かすべきものは…… ❜ チンケな様な言葉ながら 最終的には愛しかないんじゃないですか ❜ ↑と、結んだのは 田中淳夫氏 そのヒトでした。（私の解釈デス チンケとまでは言ってなかったかも🙇） なんだ やっぱり 同じじゃん 先述した 遠野の林業の友人と 再確認した そのある言葉こそ ❜ 愛 ❜ そのままの 言葉だったのですから ⭐ 遠野は私の第二の心の故郷です。  遠野市街から最奥な集落に 大好きな民宿がありました。 今は閉めてしまっていますが、横浜時代から、お盆の長期休暇の東北山旅の最後の夜はこの宿で締めくくることが定番でした。 早池峰神社に参拝して 今後、早池峰さまを訪れる度に、私と 私の周りの景色とか 環境が 続々と動いていくのならば 座敷わらしちゃんも昔みたいに喜んでくれるだろうな🤗  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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お久しぶりです。
西置賜ふるさと森林組合の佐藤裕志です。 ＦＷ指導者講習会(かな？)以来ですね。 ブログのことを思い出し読んだところ独立したことを知りました。 私も今月退職するんですが残念ながら前向きな物では無く、就活を始めたところです。 雨森さんは以前から職場とは別の活動もされてたので、今後は完全なフリーランスとしての活躍に期待しています。 フリーでやってみたいこともあるんで就活するかも煮詰まって無いんですが、雨森さんの活動も励みに自分なりにがんばってみます。 (2020.10.07 11:53:50)
佐藤 裕志さんへ
どうもどうも コメント気が付かずにスイマセン。 そうでしたか、既に退職されているのですね 林業からは離れられたのですか!？ 緑研修生の頃から、一番真摯に林業と向き合っていたから、諸事情は多々あるでしょうが、残念な気がしたのが、ファースト印象です。 正直、私は林業に、森林組合を筆頭とした慣行林業に、大いなる失望して、フリーになった感が強いです。 もし、同じ意向で、裕志さんが今後も、林業に関わっていこうとするならば、是非共闘していきましょう! (2020.10.25 09:40:05)
ご無沙汰してます。
ヤフーブログが閉鎖になってしまい、最近はもっぱらFacebookのみの書き込みとなってしまいました。 アメーバブログにそっくり移動したので過去の記録は残ってますが。 ニギさんも環境が変わったようですねぇ？ 知りませんでした。 林業の問題？いろいろ検討されているようで話をしないといけませんな。 当町でも「森林経営管理制度の研究会」なるものを立ち上げたようで、私も引っ張り出されましたが、殆どが業者！ まさに重機を使った大規模だけが林業じゃない！ 個々の山林所有者が興味を持って初めて荒廃は無くなるんだと力説してきましたが、・・・どうなんだろ？ (2020.11.28 19:03:17)
skymmさんへ
すっかりご無沙汰しております。 コメント気が付かずにすいませんでした。 そうです、是非是非 林業について、たくさんお話したいです! skymmさんは、私が一番目指している、自伐型林業を実践されている方です。 たくさん伺いたいこと、実はあるんです。 私も、facebookやってます。 お会い出来れば是非🤗 今後ともよろしくお願いします🐻 (2020.12.20 21:58:03) |
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