カテゴリ:大和絵
コチラも・・紫式部日記絵巻から・・・ ![]() お邸の池で、舟遊びです。 十六夜の月がこの画面のもっと右手上に描いてあり、女房達と貴公子達・・・・月を愛でながら、一夜を過ごす・・ 船は道長が新造したイワユル龍頭鷁首の船・・・・・ ![]() 勿論こぎ手がいるんですね。 ![]() 何とも豪華で、華麗、贅沢三昧? か?! とも思われますが、実は道長の邸に行幸される御門の為のしつらえ・・・ 権力を我が手に握るのも大変なんです、が、まあ、その御蔭で現代人もそのニュアンスを少しばかり頂いて、楽しむ事ができると言うわけですね。 当時は絵の具は、宝石のような貴重品、おいそれと手には入らないので、滅多な事では、色彩の豊かな絵は描けませんでした。ごく限られた宮廷画家が、自由に使えただけで、あとは、墨で描くしかなかったのです。 この紫式部日記絵巻のような、まとまったプロジェクトは、勿論国家事業。 道長の栄華を後世に残すべく企画されたものであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月20日 20時27分09秒
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